ケース・スタディIFRSの企業結合会計
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- 好評シリーズの第4弾。IFRSの企業結合会計について60の設例で解説。主要な項目ごとに会計処理のポイントや用語解説を付す。さらに初度適用での取扱いについても解説。
目次
ケース・スタディ
IFRSの企業結合会計
目次
第1章 企業結合の定義
1 「企業結合」および関連する用語の定義
⑴ 「企業結合」 (Business Combinations)
⑵ 「事業」
⑶ 「取得企業」(acquirer)と「被取得企業」(acquiree)
2 IFRS第3号の適用範囲
第2章 企業結合の会計処理
1 IFRSにおける企業結合会計の方法
2 取得企業の識別
⑴ -1 IAS第27号におけるガイダンス
① 支配の定義(IAS第27号第4項)
② 支配の有無の決定に関するガイダンス
⑴ -2 IFRS第10号におけるガイダンス
① 被投資企業に対する支配の定義(IFRS第10号付録A)
② 支配の有無の決定に関するガイダンス
(IFRS第10号第7-第18項,B2-B79項)
⑵ IFRS第3号におけるガイダンス(IFRS第3号B13-B18項)
3 取得日の決定
4 企業結合の対価の決定
5 識別可能な取得資産,引受負債の認識と測定
⑴ 識別可能な取得資産,引受負債の認識
⑵ 識別可能な取得資産,引受負債の測定
⑶ 識別可能な取得資産,引受負債の認識・測定に対する例外
① 認識原則に対する例外
② 認識および測定原則に対する例外
③ 測定原則に対する例外
6 被取得企業に対する非支配持分の認識と測定
⑴ 非支配持分の定義および認識
⑵ 非支配持分の測定(IFRS第3号第15項,第19項)
7 のれん(またはバーゲン・パーチェス)の認識と測定
⑴ のれんの認識と測定
⑵ バーゲン・パーチェス
⑶ のれんの当初認識後の測定
第3章 個別論点
1 段階取得
2 対価の移転なしに達成される企業結合
3 測定期間
4 企業結合取引に含めるべきではない取引
⑴ 以前から取得企業と被取得企業の間に存在した関係を
清算する取引
⑵ 将来の勤務に関し,被取得企業の従業員または旧所有者に
報酬を与える取引
① 従業員または旧所有者に対する条件付支払いの契約
② 被取得企業の従業員が保有する株式報酬と交換された
取得企業の株式報酬
⑶ 取得企業のために被取得企業または旧所有者が立て替えた
取得関連費用を精算する取引
第4章 事後の測定および会計処理
1 原則的な取扱い
2 IFRS第3号で取扱いが定められている項目
⑴ 再取得した権利(IFRS第3号第55項)
⑵ 偶発負債(IFRS第3号第56項)
⑶ 補償資産(IFRS第3号第57項)
⑷ 条件付対価(IFRS第3号第58項)
① 資本に分類されている条件付対価
② 資産または負債として分類された条件付対価
第5章 初度適用時の取扱い
1 IFRS第3号の遡及適用免除
2 IFRS第3号を遡及適用しない企業結合の会計処理
⑴ 従前の会計原則における企業結合の分類の維持
(IFRS第1号C4項(a))
⑵ 資産,負債の追加認識(IFRS第1号C4項(b))
⑶ 従前の会計原則で認識された資産または負債の認識中止
(IFRS第1号C4項(c))
⑷ 過去の企業結合で認識した資産,負債の再測定
(IFRS第1号C4項(e),(f))
⑸ のれんの修正(IFRS第1号C4項(g))
⑹ 負債計上されている負ののれんの消去
3 外貨換算
4 従前の会計原則で非連結となっていた子会社
第6章 企業結合の開示
1 基準書における規定
⑴ 基準書本文
⑵ 適用指針
2 財務諸表の例示
3 開示例
著者プロフィール
◆編者紹介◆
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