共創の強化書―学び成長し続ける自分のつくり方

名古屋産業大学現代ビジネス学部経営専門職学科

定価(紙 版):2,640円(税込)

発行日:2023/03/28
A5判 / 176頁
ISBN:978-4-502-45721-0

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本の紹介
変わり続ける社会であっても生涯活躍するために何が必要なのか。組織を超えた共創の重要性を説き、そのために必要なスキル、学び続ける方法や考え方を新社会人向けに解説。

目次

はじめに

第1章/生涯,学び成長し続ける社会
 1 共創社会 
 2 これからのキャリアの歩み方 
 3 共創の必要性

第2章/仕事のアウトプットを出すために必要な力
 1 仕事の成果を出すために必要なこと 
 2 社会人・上司の壁(A山のケース) 
 3 共創時代を生き抜く武器 
 第2章のまとめ(自分を見つめるチェックリスト) 

第3章/社内外ネットワークの構築とチームワークの高め方
 1 ネットワーク力とは 
 2 ネットワーク力を高める事例研究 
 3 ネットワーク力を高める手法 
 第3章のまとめ(自分を見つめるチェックリスト) 

第4章/フレームワークの分析と提案・実行による課題分析力
 1 フレームワーク分析を学ぶ 
 2 小売業事例をフレームワークで分析する
 3 現場におけるフレームワーク活用の実際
 第4章のまとめ(自分を見つめるチェックリスト) 

第5章/経営戦略立案や個人の会計情報の理解に役立つ定量分析力
 1 定量分析力とは 
 2 企業における会計業務の現状 
 3 実践したい定量データの活用 
 第5章のまとめ(自分を見つめるチェックリスト) 

第6章/実践力の鍵を握るリフレクション(内省)
 1 実践力・成長力を高めるのに重要なリフレクションとは? 
 2 実践力・成長力を高めるリフレクション事例 
 3 リフレクションの力を高めるには 
 第6章のまとめ(自分を見つめるチェックリスト) 

第7章/ビジネスにおける「共創」の場
 1 共創の機会 
 2 共創の触媒 
 3 共創人材の活躍のフィールド 

終 章/共創力の強化にむけて
 1 これからの社会で必要なこと 
 2 実務家教員として,普段から意識していること 
 3 実務家教員と専門職大学とは 
 本書のまとめ(自分を見つめるチェックリスト) 

著者紹介

名古屋産業大学現代ビジネス学部経営専門職学科(なごやさんぎょうだいがくげんだいびじねすがくぶけいえいせんもんしょくがっか)
[プロフィール]
名古屋産業大学は,「職業教育を通じて社会で活躍する人材を育成する」ことを建学の精神として掲げている。ルーツは,創業者が女子教育の発展に寄与するためにタイプライターの専門学校を開設したことが始まりである。その後,専門学校や高等学校,短期大学,大学,大学院が設立され,「職業教育」を中心に,社会の要請・時代の流れの中で進化を遂げてきた。そして,2021年4月に専門職大学の制度の設立も活用し,日本で唯一の大学の学部として「経営専門職学科」を開設した。

経営専門職学科の特徴は,「デジタルデータの活用」と「事業の実践」の2本立てで,経営に関連し,ビジネス・経営の世界での専門性を身につけ,価値創造ができる人材を輩出することにある。デジタルデータとして,統計処理や情報データの活用は最低限必要不可欠である。さらに,社会の変化に対応し,事業創造や事業変革の担い手となるためには,事業開発,事業計画,マーケティング・経営戦略・ファイナンスなどの領域を理解し,実践して使いこなし,様々な人たちと対話を行い「共創」することが求められる。上記を通じた「共創」によって,企業の付加価値(事業創造や組織変革),中小企業の経営革新,社会課題解決の担い手として活躍する人材の輩出を目指している。
カリキュラムの特徴は,著者らの実務家教員が,座学の講義に加えて「実習」に深く関与する点に特徴がある。さらにインターンシップを通じて,実際に学外の企業で実践することで,わかったつもりではなく,社会に出てから求められるものを理解し,実践経験を通して技能・技術を高めることができる。また,これまでの日本の大学のインターンシップや,企業が実施するインターンシップは,学んだ内容と実施プログラムを統括し,受け入れ企業ともコミュニケーションを重ねてプログラムを構築することで,学んだことが生かせる内容を構築する点に特徴がある。