「株主との対話」ガイドブック―ターゲティングからESG、海外投資家対応まで
- 本の紹介
- CGコードでも要請される「株主との対話」。本書では対話相手のターゲティングから情報開示の考え方、ESGの基本事項、面談の実践と海外投資家対応まで解説。社内IRの進め方にも言及。
目次
第1章 誰と対話するのか―対話相手のターゲティング
1.建設的な対話のためにターゲットとすべきは「中長期視点」の
「機関投資家」
2.対話相手選定のためのカテゴリ分類
(A)「中長期視点」の「機関投資家」
(B)「短期視点」の「機関投資家」
(C)「中長期視点」の「個人投資家」
(D)「短期視点」の「個人投資家」
3.アクティビストはどのカテゴリに含まれるか?
4.対話相手の候補を「中長期視点の機関投資家」に定めると「株主
平等の原則」に反するか?
5.「既存株主は株価形成に役立たない」という誤解
6.パッシブ運用の増加とアクティブ運用の減少
第2章 何を対話するのか―対話の土台としての情報開示
1.最初にやるべきこと
コラム 会社は誰のものか
2.「サプライズ」は企業価値を下げる可能性がある
3.情報開示は「PR」?
4.事業モデルを可視化しているか?
5.「中期経営計画」は積上げ方式で算出するべきものではない
6.TCFDは「サバイバル戦略」
7.株主・投資家の立場に立って情報提供を行う
第3章 押さえておくべき基礎知識―ESG・サステナビリティ
1.ESG・サステナビリティの枠組み
2.ESG・サステナビリティには「経営者の理解」と「経営者主導に
よる社内での取組み」が重要
3.ESG・サステナビリティにおける視点の違いが「理解不足」の一因
4.ESG・サステナビリティの枠組みの2大要素は「サステナビリ
ティ・リスク」と「機会」
5.CSRは「慈善事業」ではない
6.「サステナビリティ・リスク/ネガティブインパクト」への取組
みと開示は規定演技
7.SDGs(持続可能な開発目標)とは?
8.CSVとパーパス
9.フィランソロピー
10.「機会/ポジティブインパクト」は自由演技
11.3つの異なる「マテリアリティ」を理解する
12.あるインパクト投資家のレターを読んでみる
13.「サステナビリティ・リスクへの取組みと開示」は具体的にどの
ように行えばよいか?
第4章 押さえておくべき基礎知識―コーポレートガバナンス
1.コーポレートガバナンスという言葉は何を指すか?
2.なぜ「コーポレートガバナンスの強化」が求められるのか?
3.「社外取締役」の役割 59
4.コーポレートガバナンス・コードの改訂(2021年)の意図を理解する
コラム アクティビストから株主提案されないようにするためには?
第5章 海外投資家も視野に入れる―何を準備すればよいか
1.海外投資家をターゲットとするメリット
2.自社の株主構成を説明できるようにしておく
3.海外投資家の日本株式保有割合
4.海外投資家の投資対象となるために必要なもの
5.ウェブサイトや資料を英語化する
6.「認識ギャップ」を埋めるための補足資料を作成しているか?
7.英語を学びながら実務に役立てる
第6章 面談(対話のためのミーティング)を実践する
1.面談前の準備
2.面談本番の留意点
3.面談後にやっておくべきこと
第7章 社内IRをやってみる
1.ここが変だよ,日本人の「上場」に対する印象
2.「社内IR講座」ワークショップの実施
3.カリキュラム例
4.番外編:「株式市場の基礎知識講座」ワークショップのススメ
- 著者から
- 「社内IR講座」ワークショップのカリキュラム例のスライドはこちらから
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