なぜ、その「決断」はできたのか。―福島原発事故に立ち向かった消防官の生き様
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- 本の紹介
- 福島原発事故の拡大を阻止するために原子炉注水を実行した東京消防庁の隊員たち。その総隊長が、なぜあの危険な場所に突入できたのかを、自身の消防人生を振り返りながら明かす。
- 担当編集者コメント
- 東日本大震災の発生が引き金になった福島原発事故。燃料棒がむき出しになり、放射能を撒き散らしながら炉心溶融が進む。これを阻止すべく自衛隊や警察が原子炉への注水冷却を行う。しかし、彼らは水の専門家ではなく、活動に限界が見えていた。「消防が出動するしかない」。国難に立ち向かうと決めた瞬間だった――。
なぜ、あの危険な場所へ飛び込んでいけたのか。その精神力はどうやって身についたのか。そして、消防の原発事故対応とは、どのようなものだったのか。
燃料棒冷却作戦を指揮した元・緊急消防援助隊東京都隊総隊長の著者が、自身の36年にわたる消防生活を振り返り、原発事故対応の礎となったさまざまな経験を辿るとともに、現場にいる者だけが体験しえた作戦遂行の実際を書き下ろす。火災現場のみならず、東京消防庁のほぼすべての業務を経験した著者ならではの言葉が胸に迫る。これからの日本を支え、引っ張るリーダーたち必読の1冊。
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