導入ガイド グローバルシェアードサービス

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安井 望
町田 慎一郎

定価(紙 版):2,750円(税込)

発行日:2012/08/24
A5判 / 224頁
ISBN:978-4-502-45820-0

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本の紹介
グローバルレベルでのビジネス環境の変化に対し間接部門の効率化・合理化が急がれる中、いかにシェアードサービスをグローバル展開するか。日本企業に適したアプローチを示す。

目次


導入ガイド グローバルシェアードサービス
目次

 まえがき

第1章 シェアードサービスの仕組みと位置付け
 1 シェアードサービスの基本事項
  ⑴ シェアードサービスとは?
  ⑵ シェアードサービスの目的
  ⑶ シェアードサービスの対象業務
  ⑷ シェアードサービスの形態
  ⑸ シェアードサービスのロケーション
 2 シェアードサービスの状況
  ⑴ 海外の動き
  ⑵ 日本の動き
 3 シェアードサービス再注目の背景
  ⑴ グローバル競争力確保
  ⑵ グループ経営基盤強化の必要性
  ⑶ 標準化の深化

第2章 シェアードサービスのグローバルトレンド
 1 グローバルサーベイに見るグローバル企業の動向
  ⑴地理
  ⑵組織
  ⑶範囲
  ⑷ オペレーション
  ⑸ 価値とその実現アプローチ
 2 ホットトピック
  ⑴ デロイト・アニュアル・カンファレンスについて
  ⑵ グローバルのトレンド
  ⑶ Capitive かBPO かの議論の行方
  ⑷ 地域モデルからグローバルモデルへの進化
  ⑸ ハイブリッドタイプの増加
  ⑹ コスト削減からどれだけ組織に貢献できるかへ
  ⑺ 経理・財務,人事,購買等の統合サービスへ
 3 グローバル企業の取り組みからの示唆
  ⑴ 変革にはチェンジマネジメントとコミュニケーションが大切
  ⑵ 業務の標準化よりSSC への移管を優先
  ⑶ ガバナンスはパフォーマンス指標とプロセスオーナーがカギ
 4 グローバル企業のSSC訪問

第3章 グローバル企業の取り組み事例
 1 コカ・コーラ
  ⑴ 企業の概要
  ⑵ 取り組みの概況
  ⑶ 取り組みの形態とポイント
  ⑷ 現状の課題と今後の方向性
 2 ファイザー
  ⑴ 企業の概要
  ⑵ 取り組みの概況
  ⑶ 取り組みの形態とポイント
  ⑷ 現状の課題と今後の方向性
 3 ドイツポストDHL(DPDHL)
  ⑴ 企業の概要
  ⑵ 取り組みの概況
  ⑶ 取り組みの形態とポイント
  ⑷ 現状の課題と今後の方向性
 4 フィリップス
  ⑴ 企業の概要
  ⑵ 取り組みの概況
  ⑶ 取り組みの形態とポイント
  ⑷ 現状の課題と今後の方向性
 5 ユニリーバ
  ⑴ 企業の概要
  ⑵ 取り組みの概況
  ⑶ 取り組みの形態とポイント
  ⑷ 現状の課題と今後の方向性

第4章 日本企業におけるグローバルシェアードサービス
     導入アプローチ

 1 グローバル先進企業と日本企業の違い
  ⑴ 労働市場
  ⑵ 業務の統一性と職務分掌
  ⑶ グローバル対応
  ⑷ 情報システム
  ⑸ SSC 設立後の効率化・合理化
  ⑹ SSC の業績管理
  ⑺ 日本企業がグローバルシェアードサービスを実現するために
 2 日本企業のグローバルSSC 導入アプローチ
  〜グローバル事例からの考察
  ⑴ グローバルな視点と明確なSSC の位置付け
  ⑵ 統括責任者やプロセスオーナーが持つ権限
  ⑶ シェアードサービス対象範囲の拡げ方
  ⑷ ITへの積極的な投資
  ⑸ SSC の業績管理
  ⑹ SSC 設立のアプローチ
 3 日本企業におけるグローバルシェアードサービス導入アプローチ
  ⑴ グローバルシェアードサービス導入の各フェーズ概要
  ⑵ Quick Hit アプローチの採用
  ⑶ プロジェクトマネジメントに関して
 4 日本企業におけるグローバルシェアードサービス導入推進上の
   論点
  ⑴ 構想フェーズにおける主な論点
  ⑵ 設計フェーズにおける主な論点
  ⑶ 導入フェーズ/定着化・展開フェーズにおける主な論点

第5章 日本企業がグローバルシェアードサービス導入を
     成功させるために

 1 グローバル先進企業との3つの隔たり
 2 トップのコミットメント
 3 危機感の共有
 4 割り切りの精神

 あとがき

 参考文献



著者プロフィール 安井望(やすいのぞむ)
デロイトトーマツコンサルティング株式会社執行役員パートナー
神戸大学大学院経営学研究科MBA プログラム修了。
同志社大学経済学部卒業。
外資系コンサルティングファーム数社を経て現職。
グローバル経営管理や会計に関わるオペレーション変革・組織変革を支援するCFO サービスユニットの責任者を務める。
IT 戦略や基幹システム導入,グローバルSCM(サプライチェーンマネジメント)に関する経験も長く,これらの分野を統合した企業全体のオペレーション変革やマネジメント変革におけるコンサルティングを得意としている。
シェアードサービスの分野では,グローバルでビジネスを展開している大手製造業を中心にコンサルティングに従事している。
主な著書
「BOP 導入ガイドブック」(共著)中央経済社
「図解ロジスティクスマネジメント」(共著)東洋経済新報社がある
。経営管理およびIT の分野で雑誌等への寄稿多数。

町田慎一郎(まちだしんいちろう)
デロイトトーマツコンサルティング株式会社シニアマネジャー
慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。
事業会社の経営企画室,外資系コンサルティングファーム及びその関連経理シェアードサービスセンター勤務を経て現在に至る。
CFO サービスユニットに所属し,シェアードサービスを中心としたオペレーション変革のチームリーダーを務める。
グローバル先進企業でのシェアードサービスの実務経験やデロイトのシェアードサービスに関わるグローバルのネットワークを生かし,大手製造業を中心にシェアードサービスのコンサルティングを行っている。
また,シェアードサービスだけでなく,基幹システム導入に伴うオペレーション変革,PMI(Post Merger Integration),チェンジマネジメント等,会計領域に関わる数多くのプロジェクトを経験している。
主な著書
「ファイナンス組織の新戦略」(共著)日本経済新聞出版社がある。
シェアードサービスに関する雑誌等への寄稿多数。






















著者紹介

安井 望(やすい のぞむ)
[プロフィール]
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 パートナー
Deloitte dX Garage Evangelist
神戸大学大学院経営学研究科MBAプログラム修了。同志社大学経済学部卒業。外資系コンサルティングファーム数社を経て現職。
デロイト トーマツ コンサルティングにて,会計系業務コンサルティングの責任者,Digital/テクノロジーサービスの責任者を務めたのち,デロイト トーマツ グループのCIO(情報システム担当執行役)およびCTO(Digital/テクノロジー担当執行役)に5年間従事。
現在は企業のDX推進をビジネスとテクノロジー両面から支援する部隊であるDeloitte dX GarageのEvangelistとして,さまざまな側面からのDX関連支援に従事している。
経営戦略策定から情報システム導入まで一気通貫で行う企業変革コンサルティングを得意としており,業務領域にとらわれない全社改革に多数従事している。昨今ではCIOとしての経験を活かして,情報システム部門が持つ悩みや他部門との折衝,セキュリティを含めたインフラ基盤再構築等を考慮したDigital/経営基盤改革の推進を支援することがテーマとなっている。デジタルトレンド,DX,データドリブン経営等に関する講演・寄稿多数。

[主な著作]
『データドリブン経営入門』
『グローバル情報システムの再構築』シリーズ全3巻(会計/ロジスティクス/情報管理)(以上,中央経済社)
『企業が扱う情報管理のすべて』(東洋経済新報社)

町田 慎一郎(まちだ しんいちろう)

担当編集者コメント
これだけ海外進出が進んでくると海外事業の管理が大変ですし,世界に散らばる間接部門の効率化は重要な経営課題になってきます。そこで,シェアードサービスのグローバル対応が注目されています。しかし,グローバル企業の先進事例を単純に真似するだけでは,成功も覚束ない事態になります。いかに自社の経営環境に合わせ,導入していくか。そのヒントが,本書には豊富に詰め込まれています。