- 本の紹介
- グループ内企業再編等を行う上で有用な現物分配制度を、関連する制度の専門家が解説。仕訳の詳細や議事録等の書式例まで、実務に直結した内容。制度横断的な事例解説が充実。
- 担当編集者コメント
- 会社法上,子会社はその保有する親会社株式を処分しなければなりませんが,課税問題等がネックとなってスムーズな処分ができない状況でした。これを解決したのが適格現物分配制度で,平成22年度税制改正で導入されました。しかも,上記のような活用場面を超え,より幅広く適用される可能性がある形で,かつ,組織再編税制やグループ法人税制といった他制度と整合する形で実現しました。
本書の事例解説にもあるように,孫会社の子会社化や複雑な持株関係の解消などのグループ内再編に有用で,実際にいくつかの実例も出てきています。
現物分配を行うにあたって,制度面の解説は本書1冊で十分です。ぜひご活用ください。