- 本の紹介
- 医薬品業界を題材としつつ、実際に現場で起こる問題・留意点をストーリー&会話形式で紹介。図表と丁寧な解説で海外取引にはじめて携わる担当者もポイントがつかめる。
目次
Chapter1 買収実施とPMI
1 M&Aによる買収と海外取引高の増大
Chapter2 買収後の事業体制
○ 買収後の事業体制
1 研究開発活動の体制
2 販売組織編
3 開発拠点編
4 移転価格の算定手法(TNMMとロイヤルティ)について
5 生産拠点編
○ 新薬の開発
1 新薬開発開始時の留意事項
2 受託開発スキームの移転価格上の注意点
3 利益分割スキームの移転価格上の注意点
4 CCA(費用分担契約)の移転価格上の注意点
5 子会社貸付けや保証も移転価格税制に関係ある?
○ 生産拠点
1 海外原薬生産拠点の新設
2 APIの国外への技術供与・現地生産
3 争乱・原料高騰による生産マップの変更
○ 販 売
1 商流の変更と販売利益配分
2 副作用・訴訟へ発展した場合の対応
3 売上が急激に増大した拠点の要注意点(HTVIの観点)
○ その他
1 企業グループ内の役務提供(IGS)実施時のポイント
Chapter3 移転価格調査と事前確認審査
1 移転価格って国際的なルールって聞いたけど,国によってなぜいうことが違うの?
2 BEPS文書とは? MF, CbCR, LFは何のために,なぜ必要か?ポイントは? 国による違いは?
3 担当部署(国際課税と国内課税,国際専門官の役割)
4 LF:移転価格文書の中で,特にLFが重要といわれるのはどういう意味?
5 税務当局は,業界をどのように勉強し動向を把握しているのか(業種別所管管理,業界研究レポート,業界新聞,業界団体等々,コロナ等の影響)
6 なぜ,移転価格調査に選ばれるのか(税務当局の選定の着眼点)
7 資料提供依頼への対応
8 調査官が,現場の営業や研究開発の責任者にインタビューしたいと依頼するのはなぜか?
9 移転価格調査で着目される取引とは
10 セグメント損益の必要性は?
11 APAとは?
12 相互協議と国内救済手続きのメリット・デメリット
Appendix [応用編]研究開発の移転価格的評価
事業内容と適用可能な移転価格手法の検討