経営意思決定のための財務分析―利益とキャッシュの実践管理
- 本の紹介
- 利益とキャッシュの月次管理をベースとした、経営のための財務分析手法を解説します。著者のコンサルティング業務の経験から得た、財務指標の有効な活用ノウハウを公開。
目次
経営意思決定のための財務分析
―利益とキャッシュの実践管理
目次
はじめに
第1章 損益の動態分析
1.1 本章の概要
1.2 損益構造分析
1.2.1 損益分岐点
1.2.2 各種レバレッジ指標
1.2.3 統合指標としての安全余裕率
1.3 戦略的意思決定のための損益分析
1.3.1 事業規模の変化を見据えた財務分析指標
1.3.2 費用構成の変化を見据えた財務分析指標
1.3.3 損益状態と戦略的意思決定
◆第1章で取り上げた財務分析指標
第2章 損益の効率性分析
2.1 本章の概要
2.2 総資産と自己資本の運用効率分析
2.2.1 総資産利益率
2.2.2 自己資本利益率
2.3 ファイナンシャル・レバレッジ
◆第2章で取り上げた財務分析指標
第3章 利益とキャッシュの差異分析
3.1 本章の概要
3.2 主営業キャッシュ・フロー分析
3.2.1 利益キャッシュ関係式
3.2.2 営業利益キャッシュ比率
3.2.3 財務分析表としてのキャッシュ・フロー計算書
3.3 キャッシュ・フロー管理のための回転期間分析
3.3.1 各種回転期間指標
3.3.2 回転期間の変化とキャッシュの増減
◆第3章で取り上げた財務分析指標
第4章 キャッシュ・フロー分析
4.1 本章の概要
4.2 総額ベースのキャッシュ・フロー分析
4.2.1 キャッシュ・フロー情報の編集
4.2.2 キャッシュ・フロー比率分析指標
4.3 収支構造分析
4.3.1 営業収支構造式
4.3.2 収支分岐点
4.3.3 営業収支捻出係数と真性キャッシュ・デフィシット
◆第4章で取り上げた財務分析指標
第5章 財務バランスの分析
5.1 本章の概要
5.2 財務バランスの比率分析
5.2.1 短期財務バランスの比率分析
5.2.2 長期財務バランスの比率分析
5.3 財務バランスの変化分析
5.3.1 構成比分解分析の基礎
5.3.2 財務バランスの情報量指標
5.4 財務バランスの分析手順
◆第5章で取り上げた財務分析指標
索引
著者プロフィール
佐藤靖(さとうおさむ)
略歴
1960年1月,岩手県江刺市(現奥州市)生まれ。
1987年東北大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(経済学)東北大学。名城大学商学部助教授,青森公立大学経営経済学部助教授(在任中に米国Willamette
大学Atkinson 経営大学院客員研究員),青山学院大学経営学部助教授を経て,
現在,同教授(2003年から2005年まで経営学部長,経営学研究科長)。青学コンサルティンググループ株式会社代表取締役社長。
主要著書等
『動的会計測定の論理』同文舘出版,1995年。
『キャッシュ・フロー情報』同文舘出版,2000年(共著)。
『わかりやすい財務分析』同文舘出版,2002年。
『経営者が知っておきたい実践財務分析―利益とキャッシュの増やし方』中央経済社,2007年。
「収支分岐点分析の実践的一展開―「勘定合って銭足らず」の改善に向けて」,『會計』,第170巻第号,2006年11月。
「直接法情報を用いたキャッシュ・フロー分析に関する一考察―主たる営業活動によるキャッシュ・フローの分析―」,『産業經理』,第68巻第1号,2008年4月。
「損益構造分析と経営戦略―未来志向的財務分析に関する一試案」,『企業会計』,第63巻第1号,2011年11月。
「事業規模拡大戦略への損益構造分析の適用」,『會計』,第182巻第3号,2012年9月。