業績予想の実証分析―企業行動とアナリストを中心に

奈良 沙織
野間 幹晴

定価(紙 版):7,920円(税込)

発行日:2024/03/14
A5判 / 492頁
ISBN:978-4-502-47471-2

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本の紹介
経営者予想とアナリスト予想の2つの業績予想とアナリストの実態、また企業行動や制度変化が業績予想とアナリストに与えた影響について多面的かつ詳細に述べる。

目次

序章 本書の目的と貢献

第1部 業績予想とアナリストに関する制度と先行研究
第1章 業績予想とアナリストに関する制度と実態


第2章 業績予想とアナリストに関する先行研究

第2部 経営者予想の実証分析
第3章 ディスクロージャー優良企業における経営者予想


第4章 企業の成熟度と経営者予想

第5章 経営者予想の修正と割安株効果

第3部 アナリスト予想とアナリスト・カバレッジの実証分析
第6章 アナリスト予想の精度と価値関連性-QUICK予想とIFIS予想の比較


第7章 カバレッジとアナリスト予想の価値関連性

第8章 アナリスト予想の分散の実証分析

第4部 経営者予想とアナリスト予想の関連
第9章 経営者予想とアナリスト予想の精度と価値関連性-企業規模の観点から


第10章 アナリスト・カバレッジと経営者予想の予測誤差

第11章 経営者予想とアナリスト予想-期待マネジメントとハーディング

第12章 経営者予想がアナリスト予想に与える影響-企業規模の観点から

第13章 経営者予想公表後のアナリストのハーディングとアナリスト予想の有用性

第5部 企業行動と業績予想
第14章 銀行借入依存度と業績予想


第15章 会計発生高による利益調整とアナリスト・カバレッジ

第16章 研究開発とアナリスト・カバレッジ

第17章 経営者予想の精度とのれんの減損損失

第18章 無形資産とアナリスト

第6部 制度変化と業績予想
第19章 IFRSの任意適用が経営者予想とアナリスト予想に与える影響


第20章 マネジメント・アプローチの導入とアナリスト予想

第21章 経営者予想開示の柔軟化とアナリスト予想

第22章 統合報告書とアナリスト

第23章 社外取締役とディスクロージャー

終章 業績予想の実証分析-企業行動とアナリストを中心に

著者紹介

奈良 沙織(なら さおり)
[プロフィール]
明治大学商学部教授。博士(経営学)。
立教大学経済学部卒業,一橋大学大学院国際企業戦略研究科修士課程修了,筑波大学大
院ビジネス科学研究科博士課程修了。東京工業大学大学院社会理工学研究科助教,明
治大学商学部専任講師・准教授を経て2021年4月より現戯。専門はは企業価値評価。

[主な著作]
『経営者予想公表後のアナリストのハーディングとアナリスト予想の有用性ー企業規模の観点から一』(共著「証券アナリストジャーナル』2013年,日本証券アナリスト協会アナリストジャーナル賞)
『企業評価論入門』(中央経済社,2019年)
「社外取締役比率と経営者予想」(「會計J2023年)

野間 幹晴(のま みきはる)
[プロフィール]
一橋大学大学院経営管理研究科教授。博士(商学)。
一橋大学商学部卒業,一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了。横浜市立大学専任講師・助教授,一橋大学大学院経営管理研究科助教授・准教授,一橋大学大学院経営管理研究科准教授を経て2019年4月より現職。

[主な著作]
『退職給付に係る負債と企業行動ー内部負債の実証分析ー』(中央経済社,2020年,日経・経済図書文化賞,太田・黒澤賞,国際会計研究学会学会賞,日本経済会計学会学会賞)
「経営者予想公表後のアナリストのハーデイングとアナリスト予想の有用性ー企業規模の観点から一」(共著『証券アナリストジャーナル』2013年,日本証券アナリスト協会アナリストジャーナル賞)
「退職給付に係る負債が業績に与える影響一退職給付引当金と未認識債務の相違ー」(『會計』2015年,2015年日本会計研究学会学会賞)
“The Valuation of R&D expenditures in Japan." Accounting and Finance(2010)