IASB/ISO/IEC国際ルールの形成メカニズム

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ティム・ブーテェ
ウォルター・マットリ
小形 健介

定価(紙 版):4,840円(税込)

発行日:2013/04/05
A5判 / 308頁
ISBN:978-4-502-47620-4

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本の紹介
国際的な民間組織であるIASB、ISO、IECにおいて、誰がどのようにルールを作るのか、そこでは誰が勝者となり敗者となるのか、そしてそれはなぜか、を問う研究書。

著者紹介

ティム・ブーテェ(ぶーてぇ てぃむ)

ウォルター・マットリ(まっとり うぉるたー)

小形 健介(おがた けんすけ)
[プロフィール]
大阪公立大学大学院経営学研究科准教授,博士(経営学・神戸商科大学)
1993年 大分大学経済学部卒業。
2002年 神戸商科大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得退学,同年長崎県立大学経済学部専任講師。
2005年 長崎県立大学経済学部助教授,2007年同准教授,2013年同教授。
2017年 大阪市立大学大学院経営学研究科准教授,2022年大阪公立大学大学院経営学研究科准教授,現在に至る。

[主な著作]
【論文】
「FASB企業結合会計基準設定における投票行動の分析ーネットワーク分析の観点より」『企業会計』第62巻第8号, 2010年
「国際標準化におけるFASB基準開発活動の規定要因ー2000年代後半におけるFASBの規制 環境・基準化戦略・組織構造」『会計プログレス』第14号,2013年
「IFRSの形成における重層化された社会経済的影響」『企業会計』第74巻第3号,2022年
「会計規制研究における漸進的制度変化の理論の適用可能性」『會計』第203巻第3号,2023年

【書籍】
『IASB/ISO/IEC 国際ルールの形成メカニズム』(単訳,中央経済社,2013年)
「ロイヤルティの経営戦略上の意義と会計・税務問題」『異文化対応の会計課題:グローバルビジネスにおける日本企業の特徴』(分担執筆,同文舘出版,2019年)

担当編集者コメント
経済のグローバル化を受けて、現在、各国政府は国際的な民間組織に規制権限を、直接的・間接的に委譲しています。
特に、IASB(国際会計基準審議会)は100カ国以上の企業が利用する財務報告ルールを設定しており、ISO(国際標準化機構)、IEC(国際電気標準会議)は国際的な製品規格の85%を作成するなど、その存在感はますます大きくなっています。
本書では、これらの組織において、誰がどのようにルールを作るのか、そこでは誰が勝者となり敗者となるのか、そしてそれはなぜかを膨大な資料と大規模な調査結果をもとに究明しています。

なお、原書:The New Global Rulers -The Privatization of Regulation in the World Economy-(Princeton University Press, 2011)は、政治学を中心に、出版後わずか2年足らずで、政治学を中心に既に大きなインパクトを与えており、このことは、さまざまな学術雑誌や著名な書評サイト(Choice等)で高評価を得ていることともに、国際関係学会2012年ベスト・ブック・アワード(the 2012 Best Book Award of the International Studies Association)を受賞しています。