海外取引先管理の実務ハンドブック―激変する世界情勢にいかに対応するか

保阪 賀津彦

定価(紙 版):4,180円(税込)

発行日:2023/10/31
A5判 / 336頁
ISBN:978-4-502-48021-8

送料について
本の紹介
長引くインフレ・円安、高まるカントリーリスクや地政学リスク、気候変動とSDGsへの対応等を踏まえ、グローバル供給網の中で最適な調達・販売とその管理をどうするか。

目次

第1章 新型コロナ感染症が招いた世界情勢の変化と影響
1 パンデミック宣言と「経済情勢によるカントリーリスク」の発現
2 行動制限と「社会情勢によるカントリーリスク」の発現

第2章 長期化するインフレと円安
1 世界的なインフレの要因
2 多様な要因で起きるインフレ
3 米ドル金利の高止まり
4 円安の持続性

第3章 地政学リスクとカントリーリスク
1 米中対立と市場の分断
2 カントリーリスクが高まる理由

第4章 気候変動とSDGs
1 すでに世界で頻発している気象災害
2 気候変動で高まるカントリーリスク
3 SDGsが求める海外取引先の環境問題と人権問題

第5章 海外仕入先管理の実務
1 インフレと円安への対応策
2 地政学リスクとカントリーリスクへの対応
3 気候変動とSDGsへの対応策
4 世界情勢の変化に対応する海外仕入先管理のあり方

第6章 海外販売先管理の実務
1 インフレと円安の対応策
2 地政学リスクとカントリーリスクへの対応策
3 気候変動とSDGsへの対応策
4 世界情勢の変化に対応する海外販売先管理のあり方

第7章 海外取引先の与信管理
1 海外企業との取引で陥りやすい3つの落とし穴
2 海外企業と日本企業の考え方の違い
3 海外企業との取引リスクや海外企業と日本企業の違いを踏まえた
4 海外企業の格付
5 取引条件の考え方
6 取引限度の考え方
7 信用格付以外の取引先評価
8 信用格付の見直し

著者紹介

保阪 賀津彦(ほさか かつひこ)
[プロフィール]
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
国際業務推進本部 国際アドバイザリー事業部 副部長

1986年慶應義塾大学経済学部卒業,三菱銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。外国為替ディーリングを担当後,三菱UFJファクターに出向,企画業務を担当。三菱UFJ銀行帰任後は国際業務部副部長として企業の海外展開および海外債権,為替,資金のリスク管理等のアドバイス,行員向けの研修を担当。
2015年より現職にて,日本企業の海外取引先向けの与信管理,債権管理,為替リスク管理等のコンサルティング業務に従事。
株式会社商事法務・債権管理実務委員会,経営法友会,三菱UFJ銀行のセミナー講師等を担当。旬刊経理情報等雑誌寄稿も多数。

[主な著作]
『海外債権管理の実務ハンドブック』(中央経済社)