海外進出企業の贈賄リスク対応の実務―米国FCPAからアジア諸国の関連法まで

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本の紹介
海外進出企業にとって喫緊の課題といえる汚職法への対応を解説。主要な法律と適用パターンからリスク低減策としてのコンプライアンス制度の構築、発覚後の対応等まで解説。

目次


海外進出企業の
贈賄リスク対応の実務

―米国FCPAからアジア諸国の関連法まで
目次

第1編 外国公務員への贈賄を処罰する主な法令
 第1章 米国FCPAとは―日本企業に適用されるパターン
  1 成立経緯
  2 規制当局―DOJとSEC
  3 FCPAの2つの類型
  4 FCPAの適用範囲
  5 賄賂禁止条項の構成要件
  6 賄賂禁止条項により処罰されない場合
  7 会計・内部統制条項
  8 違反の効果
  9 時 効
  10 FCPAガイドライン上の効果的なコンプライアンス制度

 第2章 英国Bribery Act
  1 英国Bribery Actとは
  2 法令の概要
  3  法人の贈賄防止懈怠罪 (Failure of commercial organization
     to prevent bribery)(第7条)
  4 罰 則
  5 効果的なコンプライアンス制度

 第3章  日本の不正競争防止法第18条―外国公務員贈賄罪
  1 制定・改正経緯
  2 OECDによる勧告
  3 外国公務員贈賄罪の内容
  4 適用範囲―属地主義と属人主義
  5 執行状況
  6 経産省ガイドラインが推奨するコンプライアンス

第2編 実効的なコンプライアンス制度の構築
 第4章 業界別FCPA違反の執行事例
  1 FCPA違反に対する企業への執行状況
  2 医療関連業界
  3 通信業界
  4 運送業界
  5 エネルギー業界
  6 建設,社会インフラ業界
  7 製造業界
  8 防衛業界
  9 金融業界
  10 事例からの教訓

 第5章 FCPA違反に対する制裁を回避するには
  1 今後,当局に狙われる企業は?
  2 贈賄行為が企業にもたらす負の影響
  3 FCPA違反に対する制裁を回避できた事例
  4 効果的なコンプライアンス制度の必要性

 第6章 コンプライアンス制度導入の進め方
  1 贈賄と汚職
  2 効果的なコンプライアンス制度の構成要素
  3 企業の陥りやすい失敗
  4 効果的なコンプライアンス制度導入のポイント
  5 どの程度のコンプライアンス制度を導入すれば十分か

第3編 汚職の疑いが生じた場合の対応
 第7章 司法取引
  1 司法取引の概要
  2 司法取引の種類
  3 訴追猶予契約(DPA)の具体的内容
  4 捜査の端緒
  5 DOJ訴追基準
  6 SEC調査・立件基準
  7 企業は違反事実を自主的に開示すべきか
  8 司法取引における責任の範囲の限定
  9 DOJが企業に対して科す罰金の計算方法
  10 捜査の開始
  11 交 渉

 第8章 内部調査
  1 内部調査が必要な法的根拠
  2 その他の内部調査の目的
  3 内部調査の基本的なステップ
  4 第1段階―調査準備の留意点
  5 第2段階―調査実施上の留意点

第4編 アジア諸国の汚職関連法
 中国
  1 中国の汚職防止関連法規
  2 法執行の状況
  3 汚職の状況
  4 接待,贈答への対応
 インド
  1 インドの汚職防止関連法規
  2 インドの汚職防止に向けた取組み
 インドネシア
  1 インドネシアの汚職防止関連法規
  2 法執行の状況
  3 汚職の状況
  4 接待,贈答における金額上限
 フィリピン
  1 フィリピンの汚職防止関連法規
  2 汚職の状況
 タイ
  1 タイの汚職防止関連法規
  2 汚職の状況
 ベトナム
  1 ベトナムの汚職防止関連法規
  2 法執行の状況
  3 汚職の状況
  4 贈答の金額に関する規制
 ミャンマー
  1 ミャンマーの汚職防止関連法規
  2 法執行の状況
  3 汚職の状況
 台湾
  1 台湾の汚職防止関連法規
  2 汚職及び法執行の状況
 マレーシア
  1 マレーシアの汚職防止関連法規
  2 法執行の状況
  3 汚職の状況
 シンガポール
  1 シンガポールの汚職防止関連法規
  2 法執行の状況
  3 シンガポールの概要と汚職・腐敗の状況

 資料1 FCPA執行事例
 資料2 FCPA(原文)
       FCPA(和文)
 資料3 Bribery Act 2010(原文)(抜粋)
       Bribery Act 2010(和文)(抜粋)
 資料4 不正競争防止法関連条文(抜粋)


著者プロフィール <編者紹介>
ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー㈱フォレンジックサービス























著者紹介

ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)(べーかーあんどまっけんじーほうりつじむしょがいこくほうきょうどうじぎょう)

デロイト トーマツファイナンシャルアドバイザリー株式会社フォレンジックサービス(でろいと とーまつふぁいなんしゃるあどばいざりーかぶしきがいしゃふぉれんじっくさーびす)