数字の「違和感」で見抜く不正の兆候

安福 健也

定価(紙 版):3,850円(税込)

発行日:2024/03/18
A5判 / 304頁
ISBN:978-4-502-48241-0

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本の紹介
不正の兆候にいち早く気づくには「何となくおかしい」という違和感を持つことが重要。本書では、さまざまな資料やデータから、不正の兆候を見抜く着眼点を20ケースで解説。

目次

episode1 右肩上がりの買掛金回転期間 ―発注材料の行方
episode2 企業価値の過大評価―「青色吐息」会社の「バラ色」の利益計画
episode3 「大波小波」の定率経費比率― 揺れる輸入経費
episode4 突出した売上総利益率―不正売上検知システム
episode5 あまりに短い買掛金回転期間―突如現れた、優良(?)新規仕入先
episode6 周期的に変動する売上利益率―どうする?循環取引
episode7 低すぎた減価償却費率―「弥勒菩薩」のお値段は?
episode8 数日遅れの現金の銀行預け入れ―店舗現金の着服
episode9 多額の消耗品費―たび重なる臨時発注
episode10 激減する売上割戻比率―売上リベートの先送り計上
episode11 土壇場の営業黒字(利益)―リース取引の悪用を暴け!
episode12 「新品」の長期在庫―よみがえる滞留商品
episode13 増幅する売掛金回転期間―粉飾の黒幕は誰だ?
episode14 謎の売上高追加計上―決算調整の「禁断の果実」
episode15 利益が売上を超える怪奇―「仮面」の告白
episode16 新規建物過大計上―落札後の追加工事
episode17 失速する工事原価―「原価の付け替え」に御用心
episode18 仕掛品の過大評価 ―製品を上回る価値?
episode19 不定期の定期預金 ―資産の減損回避策
episode20 黒字利益と赤字キャッシュ・フロー―「売上高」獲得の甘い罠

著者紹介

安福 健也(やすふく けんや)
[プロフィール]
経歴 1997年 公認会計士 登録
2007年 新日本監査法人(現EY新日本有限責任監査法人)入所
2015年〜 関西学院大学経営戦略研究科監査基準論(非常勤講師)
2018年 公認不正検査士 認定
2021年〜 一般財団法人会計教育研修機構実務補習所 監査制度 講師

[主な著作]
『業種別不正パターンと不正対応』(EY有限責任監査法人 共著)中央経済社
『実践 不正リスク対応ハンドブック』(EY有限責任監査法人 共著)中央経済社

担当編集者コメント
不正の兆候にいち早く気づくには「何となくおかしい」という違和感を持つことが重要です。
本書では、さまざまな資料やデータから、不正の兆候を見抜く着眼点を20のケース(episode)で解説しています。