すらすら退職給付会計

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佐藤 雄太

定価(紙 版):2,200円(税込)

発行日:2013/09/13
A5判 / 224頁
ISBN:978-4-502-48920-4

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本の紹介
「遅延認識」という独特な会計処理や制度の複雑さから、わかりづらいといわれる退職給付会計。そこさえ理解できればマスターしたも同然。豊富な図表や具体例ですっきり理解。

目次


すらすら退職給付会計
目次

 はじめに

第1章 退職給付って何ですか?
 1 そもそも退職給付とは?
  ❶ 退職給付って何ですか?
  ❷ なぜ退職給付を支払うのか?
  ❸ 退職給付の範囲
 2 退職給付会計の必要性
  ❶ 会計処理はどうするか?
  ❷ 基準以前の会計処理の問題点
  ❸ 退職給付会計基準の必要性
 3 退職給付会計のカンドコロ
  ❶ 遅延認識と即時認識
  ❷ 最近の基準の考え方
 4 平成24年改正基準
  ❶ 連結と個別で会計処理が異なる!
  ❷ 連結と個別で用語も異なる!

第2章 退職給付計算の全体像
 1 どのような退職給付制度があるの?
  ❶ 退職一時金(社内留保)
  ❷ 適格退職年金制度
  ❸ 厚生年金基金
  ❹ 確定給付型企業年金(規約型)
  ❺ 確定給付型企業年金(基金型)
  ❻ 確定拠出年金
  ❼ 中小企業退職金共済・特定退職金共済
 2 なぜ積立不足が生じるの?
  ❶ 運用とは?
  ❷ 積立不足が生じるわけ
 3 退職給付制度は大きく2つに分けられる
  ❶ 確定給付型
  ❷ 確定拠出型
 4 退職給付計算の概要
  ❶ 確定拠出の場合
  ❷ 確定給付の場合
  ❸ 貸借対照表にはどのように計上されるか?
 5 退職給付債務の計算
  ❶ 退職給付債務の計算ステップ
  ❷ 勤務費用とは何か―ステップ1
  ❸ 確率計算―ステップ2
  ❹ 割引計算―ステップ3

第3章 退職給付の計算はこうする
 1 まずは計算の前提を知ろう
  ❶ 主役は「退職給付債務」と「年金資産」
  ❷ 期首と期末の増減額をブレークダウンする
  ❸ 数理計算上の差異はジョーカー的な役割
 2 退職給付債務の具体的な処理
  ❶ 退職給付債務の増減要因
  ❷ 割引率はどう決める?
 3 年金資産の具体的な処理
  ❶ 年金資産の増減要因
  ❷ 増減要因ごとの処理
 4 数理計算上の差異の具体的な処理
  ❶ 数理計算上の差異の算定
  ❷  数理計算上の差異の処理を説明する前に
      〜平成24年改正の影響
  ❸ 数理計算上の差異の処理
 5 数理計算上の差異の類似項目
  ❶ 過去勤務費用
  ❷ 会計基準変更時差異
 6 退職給付債務を実際に計算してみよう!
  ❶ 前提条件
  ❷ ワークシートを作ってみよう!

第4章 連結財務諸表上の取扱い(平成24年改正基準)
 1 平成24年改正基準の概要
  ❶ 平成24年改正の概要
  ❷ 遅延認識と即時認識の同時成立!
 2 包括利益計算書とは?
  ❶ 包括利益計算書の導入
  ❷ 数理計算上の差異と包括利益計算書
  ❸ 組替調整って?
 3 実際の計算を見てみよう!
  ❶ 前提条件
  ❷ ワークシート
 4 退職給付債務の計算方法の改正
  ❶ 変更の概要
  ❷ 計算方法の変更

第5章 その他の実務上のポイント
 1 貸借対照表日前のデータの利用
  ❶ 退職給付債務の算定には時間がかかる
  ❷ 調整方法は2つ
 2 簡便法とは
  ❶ 簡便法の適用要件と概要
  ❷ 退職一時金制度の場合
  ❸ 企業年金制度の場合
 3 退職給付会計の開示
  ❶ 財務諸表における表示
  ❷ 注記事項
  ❸ 個別財務諸表における当面の取扱い
  ❹ 平成24年改正基準の適用時期に関する注記

第6章 IFRSはこうなる
 1 日本基準とIFRS
  ❶ 日本基準の改正とIFRS
  ❷ 日本基準とIFRSの差異


著者プロフィール 佐藤 雄太(さとう ゆうた)
1979年生まれ。公認会計士2次試験合格後,大手監査法人に入所。
主に金融商品取引法監査,会社法監査を担当する。
監査法人時代は,主に,製造業,建設業,金融業を担当していた。
その後独立し,「佐藤雄太公認会計士事務所」を設立。
連結会計や海外企業の日本法人に対するIFRS導入業務,またベトナム・インドなど,アジアに関連する会計・税務コンサルティングを展開している。
大阪証券取引所をはじめ各地で会計や管理に関するセミナー講座をもつ。
2011年よりコンサルティング・グループSUCに参画。
「会計に感動を」をモットーとし,常にお客様の期待を上回るサービスを提供して会計に楽しさや感動を感じていただくことを心掛けながら日々の業務にあたっている。






















著者紹介

佐藤 雄太(さとう ゆうた)