関西学院大学研究叢書 第261編/ビジネスパーソンの創造性マネジメント―管理会計からのアプローチ
- 本の紹介
- 革新的・創造的な経営人財を人工的・後天的に生み出すインキュベーターとしての「創造性マネジメント」について、その具体的方法論を理論と実践の両面から究明する研究書。
目次
第1章 研究の目的とリサーチ・クエスチョン
第2章 創造性マネジメントのドメインと思考軸
第3章 創造性マネジメントの理論的フレームワーク
第4章 合理性モデルと創造性マネジメントの関わり
第5章 創造性マネジメントの方法論
第6章 創造性マネジメントのプロトタイプの開発
第7章 創造性マネジメントのシステムモデル
第8章 創造性マネジメントの実践
第9章 創造的な経営人財育成を目指して
- 担当編集者コメント
- 【著者からのメッセージ】
経営の神様ならぬ経営の天才の出現という偶然や奇跡を待つ必要はない。天才“的”経営者を人工的・後天的に作り出せばよいのである。「創造性マネジメント」は天賦の才を備えた経営管理者の出現を待つことなく、革新的かつ創造的な経営人財を人工的・後天的に生み出すインキュベーターとして、日本企業のイノベーションをリードしていく処方箋となるだろう。
*
企業がイノベーションを生み出すため創造性を発揮していくためには、経営人材の開発とそれを実現するための組織開発が不可欠ですが、そう簡単なものではありません。
では、それは偶然を待つのではなく、創り出すことはできないのか?
本書は、そうした問題意識から、幼児英才教育をはじめとする教育現場でのデータ収集と参与観察、心理学の研究成果の探究や教育学分野の実践への参画などを踏まえて、大学院で開講している発展科目「創造性マネジメント」の内容を網羅するとともにその成果を紹介するテキストの提供をねらいとして執筆した教育研究書です。
研究者はもちろんですが、イノベーションを生み出そうと日々格闘している経営者・ビジネスパーソンにぜひ読んでいただきたい内容です。
*本書は、関西学院大学研究叢書 第261編として刊行されました。