不動産流動化のスキームと会計実務

EY新日本有限責任監査法人
EY税理士法人
EY弁護士法人

定価(紙 版):3,740円(税込)

発行日:2024/06/11
A5判 / 296頁
ISBN:978-4-502-50111-1

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本の紹介
不動産譲渡側の連結範囲の検討や会計処理、新リース基準案・減損等の実務上の論点、スキームごとの法務上の留意点、さらに不動産取得側の会計・税務まで、50の設例で解説。

目次

第1章 不動産流動化の概要
1 不動産流動化とは
2 不動産流動化における登場人物

第2章 不動産流動化の法務
1 不動産流動化スキームの概観
2 GK-TKスキーム
3 KK-TKスキーム及びYK-TKスキーム
4 特定目的会社(TMK)
5 投資事業有限責任組合(LPS)
6 有限責任事業組合(LLP)
7 REITスキーム

第3章 特別目的会社の連結範囲を検討するためのケーススタディ
1 関連する会計基準・実務指針
2 SPEが譲渡人の子会社に該当するか否かの要件
3 緊密な者が有しているか
4 資金調達等の過半を占めているか
5 重要な影響力を有しているケース
6 特別目的会社が譲渡人の関連会社に該当しているか

第4章 譲渡人の会計処理:売却取引か金融取引かを検討するためのケーススタディ
1 関連する会計基準・実務指針等
2 法的に譲渡され,資金が流入しているか
3 適正な価額で譲渡されているか
4 譲渡人は継続的に関与しているか
5 通常の契約条件による不動産管理業務を行っているか
6 買戻し条件付きで譲渡しているか
7 リスク負担割合に関する論点
8 譲渡不動産は特殊性を有するか
9 セール・アンド・リースバック取引
10 税務上のリース取引と会計上のリース取引との比較
11 信託受益権を活用する場合

第5章 譲渡人の会計処理:売却取引及び金融取引の会計処理を検討するためのケーススタディ
1 売却取引とされた場合の会計処理
2 金融取引とされた場合の会計処理
3 金融取引とされた場合の開示
4 金融取引とされた場合の税務上の取扱い
5 金融取引とされた場合の実務上の留意点

第6章 その他の実務論点
1 収益認識会計基準の適用について
2 使用価値と売却価値(固定資産の減損会計)
3 新リース会計基準案の影響
4 不動産保有の特別目的会社への出資に係る減損のリスク

第7章 ケーススタディでみる不動産取得側の主な会計・税務処理
1 建物等・土地の簿価按分
2 耐用年数
3 取得に係る税金
4 保有に係る税金
5 固定資産の減損会計
6 設立~解散までの留意点
7 設立,解散・清算時の税務上の留意点
8 ストラクチャーに関する税務上の論点
9 不動産取得におけるその他の会計論点

著者紹介

EY新日本有限責任監査法人(いーわいしんにほんゆうげんせきにんかんさほうじん)
[プロフィール]
EYの日本におけるメンバーファームであり、監査および保証業務を中心に、アドバイザリーサービスなどを提供している。

EY税理士法人(いーわいぜいりしほうじん)
[プロフィール]
EYメンバーファーム。
税務コンプライアンス,クロスボーダー取引,M&A,組織再編や移転価格などにおける豊富な実績を持つ税務の専門家集団。
グローバルネットワークを駆使して,各国税務機関や規則改正の最新動向を把握し,変化する企業のビジネスニーズに合わせて税務の最適化と税務リスクの低減を支援することで,より良い社会の構築に貢献。

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