マニュアルには載っていない会計士監査現場の教科書

玉井 照久

定価(紙 版):2,420円(税込)

発行日:2024/07/29
A5判 / 180頁
ISBN:978-4-502-50781-6

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本の紹介
「こんなときどうしたらいいの!? 誰か教えて!」監査の現場で直面する様々なシチュエーションをどう乗り越えればよいのか。経験豊富な著者がいくつかのヒントをご提案!

目次

・はじめに

・本書の読み方・活かし方

第1章 監査スタッフにありがちな4つの誤解

1.1 誤解① 監査はクライアントのために行っているのではない!?/1.2 誤解② 監査は検査で怒られ、マスコミから叩かれるつらいだけの仕事!? /1.3 誤解③ 「職業的懐疑心」は何もかも疑えということ!? /1.4 誤解④ 「リスク・アプローチの不徹底」の本当の意味!?

Column 監査は日本人に向いていない?

第2章 監査マニュアルにはない監査の極意

2.1 監査手続実施の基本動作/2.2 監査調書のNGワード/2.3 監査調書で最後にチェックすること/2.4 会計上の見積りの監査

Column 監査調書の形式面での留意事項

第3章 監査先との接し方

3.1 監査現場のコミュニケーション総論/3.2 監査先との距離感/3.3 会社をより深く理解するために/3.4 監査先から相談されたとき/3.5 監査先から信頼を得るには/3.6 監査先と対立するとき/3.7 監査先を怒らせてしまったら……

第4章 監査チーム内のコミュニケーション

4.1 監査チーム内のコミュニケーション、実は難しい/4.2 監査チームメンバーの役割/4.3 「IT専門家」という誤解/4.4 監査チーム内のコミュニケーションを改善する/4.5 はじめて後輩を持ったら

Column スタッフの景色、シニアスタッフの景色

第5章 プロジェクトマネジメント

5.1 スタッフに求められるプロジェクトマネジメント/5.2 無数のタスクを管理するために/5.3 ボールは誰が持っているか

Column 個人的タスク管理遍歴

第6章 監査と倫理観

6.1 公認会計士の倫理観は高いのか/6.2 公認会計士が道を踏みはずすとき

Column 公認会計士の倫理観と不正のトライアングル

第7章 公認会計士の働き方

7.1 社会人としての公認会計士/7.2 監査における責任感と気配り/7.3 プロフェッショナルとは/7.4 現場に出ることの重要性/7.5 ライフイベントとキャリアの両立

Column CPAと公認会計士

第8章 公認会計士のキャリア形成

8.1 どのようにキャリアを築いていけばよいか/8.2 海外経験ノススメ~海外に出よう!/8.3 海外経験ノススメ~海外派遣を勝ち取るには

Column 15年ぶりの再会

8.4 新しい業務領域への取り組み方/8.5 監査法人で評価される人材とは/8.6 オススメのインプット方法

Column 日経新聞を読むコツ

第9章 未来の監査

9.1 公認会計士とAIのいい関係/9.2 もし本当に監査が全自動化されたら?

著者紹介

玉井 照久(たまい てるひさ)
[プロフィール]
公認会計士

1989年に公認会計士試験第二次試験に合格し、サンワ・等松青木監査法人(現・有限責任監査法人トーマツ)にて勤務開始。途中4年間の米国駐在をはさみ、一貫してグローバル企業の監査を担当。2005年パートナー就任。2022年に退職、個人開業し「てりたま」としてX(旧Twitter)やnoteにて監査をポジティブに語る。関西学院大学経済学部卒業。

・note「てりたま|元大手監査法人パートナー|会計士の新しい生き方を見つける」

・Xアカウント:@teritamadozo

担当編集者コメント
「こんなとき、どうする!?」という現場の悩みにヒントをご提案!!
監査法人で30年強、うち17年をパートナーとして勤めた著者「てりたま」先生が、"監査ガチ勢"の皆さんへ贈る熱いメッセージ!

経験問わず、いつ読んでも気づきが得られる1冊です。