50テーマ&100キーワードでわかる一通りコーポレート・ファイナンス

佐和 周

定価(紙 版):4,180円(税込)

発行日:2024/09/24
A5判 / 352頁
ISBN:978-4-502-51271-1

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本の紹介
コーポレート・ファイナンスについて、企業の担当者がよく遭遇する論点や疑問、押さえておくべき事項を、ざっと一通り確認できるよう50テーマ&100のキーワードで解説。

目次

第Ⅰ章 コーポレート・ファイナンスの視点で見る財務諸表
Q-1 コーポレート・ファイナンスと会計の関係
Q-2 貸借対照表①:資産や負債のわかりやすい切分け方
Q-3 貸借対照表②:純資産・自己資本・株主資本の関係
Q-4 貸借対照表③:バランス・シートの最適化とは
Q-5 貸借対照表④:余剰資金保有の考え方
Q-6 貸借対照表⑤:政策保有株式の縮減
Q-7 損益計算書:ファイナンスでよく使われる利益指標
Q-8 キャッシュ・フロー計算書:フリー・キャッシュ・フローとの関係

第Ⅱ章 キャピタル・アロケーション
Q-9 キャピタル・アロケーションの基本的な考え方

第Ⅲ章 資金調達と資本コスト
Q-10 資金調達の分類
Q-11 事業リスク・財務リスクと営業レバレッジ・財務レバレッジ
Q-12 資本コスト①:資本コストとは
Q-13 資本コスト②:資本コスト・要求収益率・割引率の関係
Q-14 負債コストと負債の節税効果
Q-15 株主資本コストとCAPM
Q-16 加重平均資本コスト(WACC)
Q-17 資本構成①:代表的な理論
Q-18 資本構成②:実務上の検討事項
Q-19 資本コストと資本収益性を示す指標との対応関係

第Ⅳ章 投資とその判断基準
Q-20 投資意思決定の手順とポイント
Q-21 NPV(正味現在価値)に基づく投資意思決定
Q-22 IRR(内部収益率)に基づく投資意思決定
Q-23 投資意思決定時のハードル・レート
Q-24 回収期間法に基づく投資意思決定
Q-25 投資案件のキャッシュ・フロー予測のポイント
Q-26 投資プロジェクトとしてのM&A
Q-27 事業ポートフォリオの見直しと撤退の意思決定

第Ⅴ章 株主還元
Q-28 ペイアウト政策と総還元性向
Q-29 配当①:配当政策と安定配当
Q-30 配当②:配当性向とDOEの関係
Q-31 自社株買い
Q-32 配当と自社株買いの比較

第Ⅵ章 資本収益性を示す指標
Q-33 資本収益性を示す指標とその他の指標
Q-34 ROA
Q-35 ROE①:重視される理由
Q-36 ROE②:8%と比較することの意味
Q-37 ROE③:ROEの改善方法
Q-38 ROE④:分母子の変動パターンの整理
Q-39 ROIC
Q-40 ROICスプレッドとエクイティ・スプレッド

第Ⅶ章 企業価値と株価指標
Q-41 自社の企業価値の把握
Q-42 DCF法による事業価値の把握
Q-43 EV/EBITDA倍率による企業価値の把握
Q-44 残余利益モデルによる株主価値の把握
Q-45 PER
Q-46 PBR①:重視される理由(PERやROEとの関係)
Q-47 PBR②:PBR1倍割れの意味
Q-48 コングロマリット・ディスカウントと企業価値の関係
Q-49 IRと企業価値の関係
Q-50 ESGと企業価値との関係

著者紹介

佐和 周(さわ あまね)
[プロフィール]
公認会計士、税理士
佐和公認会計士事務所 代表
関西学院大学大学院 経営戦略研究科 非常勤講師

1999年 東京大学経済学部を卒業、同年朝日監査法人(現 有限責任 あずさ監査法人)に入所。日系グローバル企業や外資系企業の監査のほか、財務デュー・デリジェンス業務や企業価値評価業務等に従事。
2008年 英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School)首席修了(MBA)。
2009年 KPMG 税理士法人に転籍。日系グローバル企業や外資系企業の税務申告のほか、国内・海外税務デュー・デリジェンス業務や国際税務に係るアドバイザリー業務等に従事。
2011年 佐和公認会計士事務所を開設。会計・税務・財務の面から、日本企業の海外進出や海外事業の管理をサポートしている。

主な著書
『これだけは押さえておこう 国際税務のよくあるケース50』
『これだけは押さえておこう 海外子会社管理の会計・税務・財務ケース50』
『海外進出・展開・撤退の会計・税務Q&A』
『海外進出企業の税務調査対策チェックリスト』
『英和・和英 海外取引で使える会計・税務用語辞典』
『2020年度税制改正後のタックス・ヘイブン対策税制』(共著)
『この取引でB/S・P/L はどう動く? 財務数値への影響がわかるケース100』
『貸借対照表だけで会社の中身が8割わかる』(以上、中央経済社)など
その他、旬刊『経理情報』、月刊『国際税務』、週刊『税務通信』など、雑誌への寄稿も多数。