牧誠財団研究叢書23/レベニュー・マネジメントの理論と展開
- 本の紹介
- 「コスト<販売価格<顧客にとっての価値」の関係を通じ、顧客にいかなる価値提案をして、どう収益性を作り込むかを探求し、「価値主導型原価計算」を提唱。
目次
第1章 レベニュー・マネジメントへの招待
1 レベニュー・マネジメントとは何か
2 レベニュー・マネジメントは必要なのか
3 レベニュー・マネジメントの先行研究と学際的アプローチ
4 サービタイゼーションへの展開
5 本書の目的と構成
第2章 レベニュー・マネジメントの基礎
1 問題の所在と本章の目的
2 レベニュー・マネジメントの諸技法
3 レベニュー・マネジメントと固定的資源
4 レベニュー・マネジメント技術の利用
5 本章のまとめ:レベニュー・マネジメントの貢献
第3章 レベニュー・マネジメント研究の発展
1 問題の所在
2 American Airlinesのイールド・マネジメント
3 レベニュー・マネジメント研究の動向
4 顧客の支払い意欲:理論的バックグラウンド(1)
5 Porter(1985)の競争戦略:理論的バックグラウンド(2)
6 本章のまとめ
第4章 レベニュー・マネジメントと収益性分析
1 問題の所在
2 先行研究における問題点
3 Huefner(2011)の見解とレベニュー・マネジメント
4 考察
5 本章のまとめ
第5章 レベニュー・マネジメントとビジネスモデルの多様化
1 問題の所在
2 レベニュー・マネジメントの適用と特性
3 ビジネスモデルの多様性とサービタイゼーション
4 考察
5 本章のまとめ
第6章 ソリューション提供ビジネスにおける収益配分モデル:サービタイゼーションとIFRS第15号
1 問題の所在
2 IFRS第15号の収益配分モデル
3 製造業のサービス化と収益モデルの諸類型
4 考察
5 本章のまとめ
第7章 サービタイゼーションの概念整理
1 問題の所在
2 サービス化戦略の意義と段階
3 サービス化戦略の下での管理会計システム:Pistoni and Songini(2018)の所説
4 考察
5 本章のまとめ
第8章 サービタイゼーションの管理会計モデル:原価企画とLCC
1 問題の所在
2 サービタイゼーション戦略における間接費トラップ
3 サービタイゼーション戦略の下でのLCCの意義
4 PSS の意義と類型
5 伝統的な原価企画・LCC・TLCとSettanniの貢献
6 考察と本章のまとめ:サービタイゼーション原価企画研究の課題
第9章 サービタイゼーションとコスト・マネジメント
1 問題の所在
2 先行研究にみる原価管理の展開
3 サービタイゼーション原価企画のインプリケーション
4 価値提案のためのコスト・マネジメント
5 本章のまとめ
第10章 パフォーマンス基準のサービタイゼーション
1 問題の所在
2 伝統的レベニュー・マネジメントから拡張されたレベニュー・マネジメントへ
3 PBCへの注目
4 PBCの事例:Rolls-RoyceのPower-by-the-Hour
5 考察と本章のまとめ
第11章 レベニュー・マネジメントの挑戦
1 本書の要約とまとめ
2 今後の展望と課題