会計ビッグデータで可視化する 世界の企業ギガトレンド

阪 智香
地道 正行

定価(紙 版):3,190円(税込)

発行日:2026/04/30
A5判 / 264頁
ISBN:978-4-502-57851-9

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本の紹介
ギガ単位の会計ビッグデータによる世界の企業の売上高、株式時価総額、利益、バランスシート、分配、富の偏在等に関する実像と変化を描く壮大な探索的データ解析結果を提示。

目次

プロローグ 旅立ち前
第1章 探索的データ解析の扉
第2章 世界の上場企業とその存在感
第3章 売上高をめぐる景色
第4章 株式時価総額をめぐる景色
第5章 利益をめぐる景色
第6章 バランスシートをめぐる景色
第7章 分配をめぐる景色
第8章 富の偏在をめぐる景色
第9章 水面下に広がる景色—非上場企業
補 章 探索的データ解析の準備
エピローグ  新たな旅路へ

著者紹介

阪 智香(さか ちか)
[プロフィール]
関西学院大学商学部教授 博士(商学)
関西学院大学大学院商学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学。関西学院大学商学部専任講師、助(准)教授を経て、2008年より教授。2003-2005年オーストラリア国立大学客員研究員、2016-2017年カリフォルニア大学アーバイン校客員研究員、2022-2023年モナシュ大学客員研究員。
現在、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)委員、金融庁金融審議会専門委員、金融庁企業会計審議会委員、内閣官房非財務情報可視化研究会委員、日本学術会議連携会員、日本社会関連会計学会副会長、日本経済会計学会理事、国際会計研究学会理事、日本会計研究学会評議員、国際会計士連盟(IFAC) the International Panel for Accounting Education (IPAE) member、日本公認会計士協会サステナビリティ能力開発協議会委員、日本公認会計士協会継続的専門研修制度協議会IES検討専門委員会専門委員など。

[主な著作]
『環境会計論』東京経済情報出版、2001年
『日経文庫 サステナビリティ基準がわかる』共著、日本経済新聞出版、2025年など。
日本会計研究学会学会賞、2015 Accounting Theory and Practice Conference Quality Paper Awardなどを受賞。

地道 正行(じみち まさゆき)
[プロフィール]
関西学院大学商学部教授 博士(学術)
大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程中途退学。大阪大学助手、関西学院大学専任講師、助教授等を経て、2007年より教授。2003-2004年オークランド大学客員研究員。
現在、2017-2025年度学際大規模情報基盤共同利用共同研究拠点 (JHPCN) 研究課題「財務ビッグデータの可視化と統計モデリング」研究代表者、2025-2026年度統計数理研究所重点型研究「社会科学におけるデータモデリングの新展開」企画立案者兼研究課題「財務ビッグデータの統計モデリングと可視化に関する研究」研究代表者、国際数理科学協会理事、日本経営数学会理事など。

[主な著作]
“Shrinkage Regression Estimators and Their Feasibilities”Kwansei Gakuin University Press, 2016
『データサイエンスの基礎:Rによる統計学独習』裳華房、2018年など
2015 Accounting Theory and Practice Conference Quality Paper Awardなどを受賞。

担当編集者コメント
ギガ単位の会計ビッグデータをもとに世界の企業の実像と変化を描く,壮大な探索的データ解析のストーリー

<本書のねらい>
本書では、会計ビッグデータという未開の地を探索する旅の景色として、筆者たちが歩んできた道のり、そしてその可視化の結果を「披露」します。
レオナルド・ダ・ビンチは、「理論抜きに実務を愛する人は、舵と羅針盤なしに船に乗り込む船員に似ている」と述べています。回帰分析の大家であるジョン・フォックスもこの言葉を引用しています。ここから先の航海には、進むべき道を示す羅針盤が必要です。その役割を果たすのが、探索的データ解析(EDA)です。探索的データ解析(EDA)という羅針盤を携え、会計ビッグデータという海原へと航海を進めていきます。

<本書でわかった特徴的な傾向>
〇上場企業をめぐる旅
① 企業活動の規模が大きく成長
② 会計データは極端に歪んだ分布を示す
③ 日本企業の収益性(ROE)は低くない
④ 日本企業の自己資本比率は改善、株価純資産倍率(PBR)には課題
⑤ 従業員への分配割合が減り、利益が増加
⑥ 企業の富の偏在と格差拡大
〇非上場企業をめぐる旅
① 上場企業に劣らない収益性
② 安全性(自己資本比率)は二極化
③ 従業員への分配割合が高い

本書は、阪先生・地道先生が会計ビッグデータをもとに世界の企業の状況がどのようになっているのかを解明した前人未踏の研究成果をもとに、ビジネスパーソンにもわかりやすく解説したものです。
まず、このような研究をされた両先生に最大限の敬意を表したいと思います!

そして、本書を読んでいただくと、世間一般的で言われていること(例:日本企業のROEは低い等)について、イメージが一変する点も多くありますね。
そうした状況をふまえ今後の政策決定における議論のベースにしていただくとともに、経営の意思決定にも参考にしていただければ嬉しい限りです。

会計、データサイエンス等に興味のある方はもちろんですが、より多くのビジネスパーソンに本書が切り拓いた世界を楽しんでいただき、またお役立ていただければと思います!