- 本の紹介
- 経営工学や経営科学で用いられる高度で新しい手法を効率的に使いこなせるよう最適化を基本的な視点にすえ、応用分野の手法を身につけられるよう構成。最新の研究動向も紹介。
目次
新しい経営・経済数学
目次
はじめに
序 章 最適化手法
0. 1 概要
0. 2 最適化の考え方
0. 3 最適化手法の応用例
0. 4 最適化手法の問題点
0. 5 まとめ
第1章 ファジイ手法
1. 1 概要
1. 2 集合とファジイ集合
1. 3 ファジイルール
1. 4 ファジイ推論
1. 5 ファジイ制御
1. 6 ファジイ制御の問題点
第2章 ニューラル・ネットワーク
2. 1 概要
2. 2 バックプロパゲーション回路
2. 3 ホップフィールド回路
2. 4 ボルツマンマシンとシミュレーテッドアニーリング法
第3章 遺伝的アルゴリズム
3. 1 概要
3. 2 手順の概要
3. 3 手順各論
3. 4 応用例1——ナップサック問題
3. 5 遺伝的アルゴリズムの問題点
3. 6 更なる進化
3. 7 応用例2
3. 8 更なる工夫
3. 9 ハイブリッドGA
第4章 時系列解析
4. 1 概要
4. 2 確率過程の概念
4. 3 時系列モデル
4. 4 時系列モデルの同定
4. 5 応用事例
第5章 シミュレーション
5. 1 概要
5. 2 シミュレーションとシミュレータ
5. 3 モンテカルロ・シミュレーション
5. 4 コンピュータ・シミュレーション
5. 5 応用事例
5. 6 シミュレーションの今後の見通し
第6章 設備保全
6. 1 概要
6. 2 信頼性の基礎概念
6. 3 設備異常検知と設備保全
6. 4 設備診断技術とその応用事例
第7章 モデル予測制御
7. 1 概要
7. 2 モデル予測制御の仕組み
7. 3 予測式の例——在庫問題の場合
7. 4 レシーディング・ホライズン法
7. 5 モデル予測制御の構成法——GPC の設計
7. 6 システムモデル——CARIMA モデル
7. 7 予測式の導出
7. 8 最適なシステム入力の導出
7. 9 T(z−1) の設計——最適予測との関連
7. 10 今後の展開
第8章max-plus 線形システム
8. 1 概要
8. 2 max 演算と+演算
8. 3 max-plus 代数
8. 4 max-plus 代数における線形演算
8. 5 max-plus 線形システム
8. 6 max-plus 線形システムのモデリング例
8. 7 max-plus 線形システムに対するモデル予測制御(MPC)
8. 8 今後の展開
付 録 強化学習
A. 1 はじめに
A. 2 強化学習の基本的な考え方
A. 3 強化学習の学習アルゴリズム
A. 4 おわりに
著者プロフィール
雨宮 孝(あめみや たかし)
1965 年 京都大学工学部数理工学科卒業。
1967 年 京都大学大学院工学研究科数理工学専攻修士課程修了。
1968 年 国立明石工業高等専門学校助手,1974 年同助教授。
1987 年 東京都立科学技術大学管理工学科(現生産情報システム
工学科)助教授,1991 年同教授となる。
2004 年 摂南大学経営情報学部教授となり現在に至る。工学博士。
専門分野-システムの安定性解析,安定化制御等。
主要著書
『自動制御』(森北出版,共著)
(執筆分担:序章,第1 章,第2 章,第3 章)
竹安 数博(たけやす かずひろ)
1974 年 京都大学工学部数理工学科卒業。
1976 年 京都大学大学院工学研究科数理工学専攻修士課程修了。
現 在 大阪府立大学経済学部教授,工学博士。
専門分野-時系列解析,マーケティングシステム等。
主要著書
『CIO 実践要領ノート』(ダイヤモンド社)
『新しい経営工学』(中央経済社,共著)
『新しい経営情報システム』(中央経済社,共著)
(執筆分担:第4 章,第5 章,第6 章)
増田 士朗(ますだ しろう)
1987 年 京都大学工学部数理工学科卒業。
1989 年 京都大学大学院工学研究科応用システム科学専攻修士課
程修了。
1989 年 岡山大学工学部助手,1995 年同講師,1998 年同助教授。
2000 年 東京都立科学技術大学生産情報システム工学科助教授と
なり現在に至る。工学博士。
専門分野-システム制御工学およびその経営工学への応用。
(執筆分担: 7 章,8 章,付録)