日・中・台・韓企業の技術経営比較―ケースに学ぶ競争力分析
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- 日本・中国・台湾・韓国において成長している電機・電子企業をケースに、各企業の競争力要因を分析しながら、技術経営(MOT)の基本的な考え方や日本企業の課題を明らかにする。
目次
日・中・台・韓企業の技術経営比較
目次
は じ め に
第1章 MOT(技術経営)とは
1 MOTの本質
2 日本企業を取り巻く経済環境
3 企業経営においてMOTの活用が不可欠になった
第2章 液晶事業から見たシャープの競争戦略
1 はじめに
2 独創性の系譜
3 液晶独創技術の研究から開発へ
4 液晶事業のテイクオフと産業化の戦略
5 液晶産業の提携と競争
6 ま と め
第3章 東陽理化学研究所の成長戦略
1 はじめに
2 東陽理化学の事業環境と歴史的背景
3 東陽理化学の成長戦略
第4章 三星(SAMSUNG)の成長戦略―1993〜2004―
1 成長略史
2 成長の触媒としての半導体事業
3 共有価値
4 三星型人材マネジメントの模索
5 結 語
第5章 エイサーにおける経営発展と人材マネジメント
1 はじめに
2 企業の概略―現在の位置づけおよびサービス概要
3 成長過程と発展の歴史
4 経営戦略と組織変革
5 中国進出における人材マネジメント―グループ企業「明碁電通」
第6章 TCLの成長戦略と技術獲得のマネジメント
1 TCL発展の概略
2 事業多角化
3 技術力の向上
4 研究開発機構の構成
5 人的資源管理
6 イノベーション戦略
7 M&A戦略
8 TCLの成功要因と今後の経営課題
第7章 中国市場にみる長虹の経営戦略
1 長虹の企業概要と企業沿革中国市場における長虹の経営戦略
2 中国国内企業への支援策
3 長虹のマネジメントと今後の課題
第8章 モトローラの中国携帯電話市場と技術経営
1 はじめに
2 モトローラの概要と企業沿革
3 モトローラの事業部門
4 中国市場におけるモトローラと今後の課題
第9章 日本企業の技術経営の戦略展開
1 成長するアジアと日本
2 東アジアの工業化と日本企業
3 国際技術経営への戦略転換
4 結 語
著者プロフィール
〈編著者紹介〉
福谷正信
現 職:立命館アジア太平洋大学 アジア太平洋マネジメント学部教授
略 歴:1971年 東京理科大学工学部経営工学科卒業,
1973年 慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程(産業関係論専攻)修了。
1973年 (財)社会経済生産性本部(旧 日本生産性本部),労働部課長,生産性研究所主任研究員などを経て,
2001年 立命館アジア太平洋大学アジア太平洋マネジメント学部教授就任,現在に至る。
専 攻:人的資源管理論,労使関係論,組織行動論
著 作:
『研究開発技術者の人事管理』(中央経済社,2007年),
『R&D人材マネジメント』(泉文堂,2001年),編著
『アジア企業の人材開発』(学文社,2008年),共編著
『21世紀の評価制度』(社会経済生産性本部,2003年),共編著
『グローバル化時代の賃金制度』(社会経済生産性本部,2002年),共著
『こういう組織が技術者を活かす』(日本実業出版社,1991年)