地域再生の流通研究―商業集積間競争とまちづくりの視点

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宇野 史郎 編著
吉村 純一 編著
大野 哲明 編著

定価(紙 版):3,300円(税込)

発行日:2008/09/24
A5判 / 252頁
ISBN:978-4-502-66190-7

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本の紹介
地域商業が壊滅的状況に追い込まれる一方、あらためて商業集積の重要性が議論されている。流通論や商業論の視点から都市と流通の関係やまちづくりによる地域再生を模索する。

目次


地域再生の流通研究
■商業集積間競争とまちづくりの視点
目次

 はしがき

 序 章 現代流通の空間的競争分析をめぐって
  1 流通システムの空間的競争分析の再考
  2 都市流通システムの空間分化と都市経済
  3 都市流通システムの空間的競争関係
  4 都市流通システムの発展段階
  5 都市流通システム発展の不安定性と空間的偏在
     〜大型店立地による波及効果の検証をとおして〜
  6 都市流通システムの適正配置の必要性

第?部 流通理論とまちづくり
 第1章 市場経済とまちづくりの論理
  1 まちづくりの視点に立った流通研究の展開
  2 小売商業集積とまちづくり
  3 商業・まちづくりネットワーク論の展開
  4 市場経済を支える社会的ネットワーク
  5 台頭するボランタリー組織とまちづくりの論理

 第2章 商業研究と「まちづくり」
  1 はじめに
  2 「まちづくり」と商業研究
  3 商店街と都市の関係
  4 「まちづくり」と商店街活性化の関係
  5 おわりに

 第3章 まちづくりと商店街活性化問題:環境の時代を迎えて
  1 商店街問題とまちづくり
  2 商店街活性化の困難性
  3 まちづくりと商店街活性化の理論的な方向

第?部 商業と地域経済
 第4章 都市経済の動態と小売業の役割
  1 はじめに
  2 都市経済のなかの小売業
  3 都市の拡大成長と小売業の業態展開
  4 小売業の立地環境変化と都市の縮小

 第5章 中小小売業の現状と地域
  1 中小小売業を取り巻く環境変化
  2 中小小売業と商店街の現状
  3 これからの中小小売業と地域

 第6章 商業集積間競争と地域
  1 商業集積間競争のメカニズム
  2 商業集積間競争の動態
  3 商業集積間競争の規定因
  4 クリエイティブ社会と商業集積

 第7章 都心商業と郊外商業
  1 分析視点
  2 商業集積と法制度の変化
  3 都心商業と郊外商業の現状分析
  4 都心商業と郊外商業の展開

 第8章 流通外資と地域の生活文化
  1 はじめに
  2 流通外資の状況
  3 流通外資の市場対応
  4 流通外資が地域で果たす役割
  5 おわりに

第?部 まちづくりの論理と流通業
 第9章 まちづくり三法の現状と課題
  1 はじめに
  2 商業政策と都市政策の接点
  3 改正まちづくり三法の概要
  4 改正まちづくり三法の課題

 第10章 流通政策の展開とまちづくり
  1 はじめに
  2 流通政策の二面性
  3 「まちづくり政策」の必然性
  4 流通政策の展開とまちづくり
  5 おわりに

 第11章 参加型まちづくりと流通
  1 地域社会とまちづくり
  2 地域振興としての地域開発
  3 流通における外来型開発
  4 中心市街地における参加型まちづくり

 索  引


著者プロフィール <編著者紹介>
宇野史郎

吉村純一

大野哲明


























著者紹介

宇野 史郎(うの しろう)

吉村 純一(よしむら じゅんいち)
[プロフィール]
駒澤大学経済学部教授。福岡大学大学院博士後期満期退学、博士(商学)。熊本学園大学商学部教授、ロードアイランド大学経営学部客員研究員などを経て現職。専門はマーケティング論、流通経済論。近年は、消費文化理論や都市のマーケティングの研究を行っている。

[主な著作]
『消費文化理論から見るブランドと社会』(2024年、編著、中央経済社)
『流通経済の動態と理論展開』(2017年、共編著、同文館出版)
『インターネットは流通と社会をどう変えたか』(2016年、共編著、中央経済社)
『地域再生の流通研究: 商業集積間競争とまちづくりの視点』(2008年、共編著、中央経済社)

大野 哲明(おおの てつあき)