キャッシュマネジメントシステム導入・運営ガイド―グループ経営の効率化を図るCMS
- 書籍品切れ中
- 本の紹介
- 企業グループ全体の資金効率を向上させるための有効な手段として東証上場企業の7割以上が導入しているキャッシュマネジメントシステム(CMS)をわかりやすく解説した初の実務書。
目次
キャッシュマネジメントシステム導入・運営ガイド
―グループ経営の効率化を図るCMS
目次
序 文
1 CMS入門
1.1 CMSとは?
1.2 CMSの主要な機能
1.3 CMS普及の背景
1.4 銀行間の激しいCMS競争
1.5 CMSによる資金効率化とは?
利息削減効果
資金調達コスト削減効果
振込手数料の削減効果
1.6 CMSによる内部統制強化
1.7 CMSによる資金の「見える化」
1.8 CMSの導入は難しいか?
1.9 CMS導入の注意点
1.10 CMSの導入対象会社は,どう選ぶべきか?
1.11 CMSの魅力とは?
1.12 CMSを導入すべきか?
ケース1 静岡銀行の鈴与グループ導入事例(2001年)
2 CMSの機能
2.1 CMSを理解するための基礎知識
流動性貸借管理
資金プーリング
1 資金プーリングの概要
2 資金移動のロジック
3 資金移動手段
4 資金移動結果の貸借記帳方法
5 資金プーリングのタイミング
6 資金配分の限度額
7 統括口座の与信枠
8 資金プーリングのコスト
9 資金プーリングの業務フロー
10 資金プーリングの効用
11 資金プーリングの運用に関する注意点
12 資金プーリングと流動性貸借の関係
定期性貸借管理
1 定期性貸借管理の概要
2 定期性貸借管理の業務フロー
3 定期性貸借管理の活用法
支払代行・ネッティング
1 支払代行・ネッティングの概要
2 支払代行・ネッティングの業務フロー
3 支払依頼の方法
4 支払代行の処理詳細
5 ネッティングの処理詳細
6 支払代行・ネッティングの会計処理
7 振込集約による手数料の削減
8 支払代行・ネッティングの意義
利息管理
1 利息管理の概要
2 流動性貸借の利息管理
3 定期性貸借の利息管理
4 金利設定のポイント
与信枠管理
1 CMSの与信管理の考え方
2 CMSの与信枠の種類
3 流動性貸借口座の与信枠
4 定期性貸借口座の与信枠
5 CMSの与信枠管理機能
資金繰り管理
1 資金繰り管理の概要
2 資金繰り管理の仕組み
会計処理
1 資金プーリングの会計処理
2 会計システムとの連携方法
3 支払代行・ネッティングの会計処理
4 システム対応は必要か?
ケース2 広島銀行のCMS導入事例(2006年)
3 CMS構築のポイント
3.1 ソリューション選定のポイント
CMSソフトの選択肢
CMSのシステム構成
1 システムアーキテクチャー
2 サーバー構成
3 通信機器構成
銀行の選択肢
CMSの費用
カスタマイズ開発は必要か?
3.2 ビジネススキームに関する考慮点
何を確認すべきか?
CMSの契約構成
統括会社・グループ会社間の契約の形式
貸借記帳に関する税務・会計監査の考慮点
取引記録の保存
CMSにかかわる法規制
1 CMSと出資法
2 CMSと貸金業規制法
CMSの金利
3.3 CMSの運営体制
統括会社
グループ会社
システム管理会社
銀行
システムベンダー
3.4 CMSの効果試算方法(所要資金量の低減)
ケース3 第四銀行の栗山米菓導入事例(2008年)
4 CMSの導入方法
4.1 誰に相談すれば良いのか?
4.2 まず,何から始めるのか?
4.3 構想フェーズの進め方
4.4 CMS導入プロジェクトのチーム編成
4.5 導入計画のたて方
4.6 ビジネス設計フェーズの進め方
4.7 システム導入フェーズの進め方
4.8 導入成功のポイント
ケース4 りそな銀行の導入事例(2008年)
5 業務運営の成功要因
5.1 CMS導入企業の課題
5.2 CMSの成功要因
5.3 CMS導入企業の利用状況
CMS導入状況
CMSの資金集中効果
CMSの導入効果と自己評価
CMSのサービス別導入状況
1 導入状況
2 導入効果に関する評価
3 導入時の取組み
4 運営体制と,運営改善への取組み
CMS成功のポイント
調査のまとめ
5.4 組織マネジメントの要件
5.5 組織マネジメント成功の秘訣
ケース5 神戸製鋼所の導入事例(2004年)
付録 国内CMSベンチマーク調査
運営管理の仕組みによって活用レベルに大きな差
はじめに
サマリー
1.CMSの導入状況
1-1 CMSベンチマーキング調査
1-2 サービス別導入状況
1-3 CMS統括口座の開設状況
1-4 資金集中率とCMS導入状況
2.CMSの導入効果
2-1 導入効果に対する全体的評価
2-2 CMS導入で期待される効果
2-3 資金集中率と導入効果
2-4 まとめ
コラム1 資金集中率と資金効率
3.CMSの運営体制と運営状況
3-1 CMS導入時の取組み
3-2 CMSの運営体制
3-3 CMSの運営状況
3-4 運営改善の取組み
3-5 まとめ
コラム2 CMSの運営を改善するうえで特に効果があった取組み
4.今後の課題
コラム3 今後の課題と取組み予定
付属資料
著者プロフィール
中村正史