- 本の紹介
- ビジネス・経営系大学院生や大学院志望者対象の体系的上級テキスト。方法論から企業論、戦略、人材、財務、生産、販売などの各論を展開し、簡潔な解説のなかに学説、概念、基本文献を網羅。
目次
アドバンスト経営学―理論と現実
目次
第1章 経営学とは何か
? 現実編
1 経済不況の深刻な影響
2 現代人に必須の経営学
? 理論編
1 経済学と経営学
2 マネジメント経営学の生成と発展
3 組織と経営,そして管理の理論
4 組織の経済学の登場
5 経営経済学の生成と発展
6 日本の批判的経営学
第2章 現代企業の特徴
? 現実編
1 企業の多様性
2 株式会社の機関
3 株式会社の組織構造
4 非営利組織(NPO)の台頭
? 理論編
1 企業の発展と専門経営者の登場
2 企業の所有・支配・経営と企業統治
3 多様な企業目的観・経営目標観
4 株式会社はどこへ行くのか
5 非営利組織に関する諸理論
第3章 環境と経営戦略
? 現実編
1 工業社会の幕開け
2 技術革新と多角化戦略
3 成熟社会と情報化戦略
4 グローバル化と競争戦略
5 エコロジカル化と環境経営戦略
6 世界経済危機と経営戦略
? 理論編
1 環境変化と経営戦略
2 技術革新と戦略計画論
3 乱流的環境と戦略経営論
4 グローバル化と競争戦略論
5 エコロジカル化と環境経営戦略論
6 世界経済危機と組織能力論の展開
第4章 人材マネジメント
? 現実編
1 ダイバーシティ・マネジメント
2 ダイバーシティ・サポート型雇用の進展
3 自立(自律)型キャリア開発
4 ワーク・ライフ・バランス
? 理論編
1 組織リーダーとモチベーション
2 リーダーシップと状況適合
3 モチベーションと行動メカニズム
4 自律型人材とキャリア開発
5 トークニズムとダイバーシティ
第5章 企業財務
? 現実編
1 日本企業の財務活動の現状
2 日本企業の経営分析
? 理論編
1 企業の目的と財務活動
2 投資決定論
3 資金調達論
4 企業評価と成果配分政策
5 M&Aの動機・方法・評価論
第6章 ものづくり戦略
? 現実編
1 日本型生産システム
2 モジュール化の進展
3 イノベーションの推進
4 インダストリアル・デザインの重要性
5 日本のものづくりの行方
? 理論編
1 テイラーの科学的管理とものづくり
2 フォードによる大量生産システムの発展
3 トヨタ生産システムの挑戦
4 ものづくり理論の創造
第7章 マーケティング戦略
? 現実編
1 広告の新時代とブランド価値の創造
2 小売り業態の進化
3 流通システムの変化
4 ロジスティクス戦略の潮流
5 環境問題の顕在化とマーケティングの変革
? 理論編
1 マーケティング理論の系譜
2 関係性マーケティング
3 グローバル・マーケティング
4 サービス・マーケティング
5 非営利組織のマーケティング
第8章 情報化とIT戦略
? 現実編
1 企業情報化とITソリューション
2 ITガバナンスとSaaS
? 理論編
1 MIS論の研究アプローチ
2 ITと企業経営
3 ITと組織・組織間・社会の変革
4 MIS研究のパイオニア
5 理論と実践の整合性
第9章 グローバル経営
? 現実編
1 経営のグローバル化と多国籍企業
2 多国籍企業の戦略・組織・アライアンス・オフショア
3 異文化,経営の現地化と管理方式の移転
? 理論編
1 多国籍企業における経営者モデル
2 資本移動論から直接投資論へ
3 寡占的優位論
4 プロダクト・ライフ・サイクル論
5 多国籍企業の内部化理論
6 労働と資本の国際移動論
第10章 企業倫理
? 現実編
1 企業の社会化と経営の道徳性
2 倫理を問われる企業
3 CSR経営
4 株主意識の変化と社会的責任投資
5 社会起業家の台頭
? 理論編
1 ストックホルダーセオリー対ステイクホルダーセオリー
2 企業道徳的主体論争
3 CSR論の変遷と変質―だれが,だれに対して,
どのような責任をとるのか
4 社会的責任投資の方法論
5 社会的企業の展望
第11章 経営と会計
? 現実編
1 経営活動の測定尺度の国際的統一化
2 経営と会計の補完性の現実
3 世界同時不況とトヨタ自動車の財務
4 資本市場のグローバル化とIFRS
? 理論編
1 経営と会計の補完性
2 経営活動の将来・現在・過去の写像
3 市場経済の変遷と会計
4 経営環境の変化と管理会計の動向
索 引
著者プロフィール
片岡 信之
齊藤 毅憲
佐々木 恒男
高橋 由明
渡辺 峻