数字の意味がキチンとわかる!株式価値評価入門
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- 株価評価の考え方とその実務的な進め方を整理した入門書。評価技法の解説に止まらず、その前提となる目的や場面設定の重要性を説く。企業経営者やM&A担当者などを対象とした実践の書。
目次
数字の意味がキチンとわかる!
株式価値評価入門
目次
はじめに
第Ⅰ部 評価の基本~評価の前に~
第1章 株価評価とは
1 株価と株価評価
2 株価評価のポイント
■コラム■ 評価は科学かアートか
第2章 目的を整理する
1 評価の目的
2 取引目的の評価の必要な場面と注意点
3 評価の対象―事業価値・企業価値・株主価値―
4 株式保有割合による価値の相違
5 種類株式の評価
■コラム■ プライベートエクイティファンドにおける評価
第Ⅱ部 評価手法の整理と評価の準備
第3章 評価手法の種類と特徴
1 評価手法の考え方
2 どのような評価手法があるのか
■コラム■ 配当割引モデル
第4章 評価になにが必要か
1 会社の理解が基本
2 見るべきポイント
3 情報収集 環境分析
4 情報収集 対象会社分析
5 情報の整理と評価方針の予備的な検討
■コラム■ 会社の寿命
第Ⅲ部 評価の基本手順とポイント~進め方と注意点~
第5章 純資産法
1 修正簿価純資産の求め方
2 純資産法の留意点
■コラム■ 年買法
第6章 DCF法(ディスカウンテッドキャッシュフロー法)
1 フリーキャッシュフローの推定から結果検討まで
2 DCF法の留意点
3 DCF法にかかる補足説明
■コラム■ シナジー効果
第7章 類似会社比準法
1 対象会社の検討から結果検討まで
2 比準にあたっての留意点
■コラム■ 市場価格
第8章 総合評価
1 プレミアム・ディスカウントの考慮
2 評価結果の統合
■コラム■ 市場株価とはなにか〜効率的市場仮説
第9章 評価対象にかかる課題
1 複数事業部門のある会社の評価
2 事業部門の評価
3 中小企業の評価
4 ベンチャー企業の評価
5 市況型産業の評価
6 業況不振企業の評価
■コラム■ 中小企業のM&A
第10章 市場からの示唆
1 市場実績値を参照する意味
2 資本コスト関連の参考データ
3 市場データからの示唆
■コラム■ 市場公正価値・公正価値・投資価値・時価
第Ⅳ部 ケーススタディ
第11章 非上場会社のケーススタディ
1 対象会社の概要
2 評価方針の検討
3 評価計算
4 総合検討
第12章 事業部門評価のケーススタディ
1 設例
2 運営状況等の調査
3 実績,計画値の修正
4 結果の検討
5 シナジー効果の検討
6 価値ベースでの比較
第13章 株価評価の公開事例
1 裁判例にみる株価評価
2 株式公開買付けにおける株価評価
3 事業譲渡における対価決定
おわりに
参考文献
索 引
著者プロフィール
竹埜 正文(たけの まさふみ)
ダフ・アンド・フェルプス株式会社 マネージング・ディレクター
1986 年東北大学法学部卒業。
同年日本長期信用銀行入行。
法務部門,法人営業部門,長銀証券資本市場部を経て,
1998 年中央監査法人入所。
同年より財務アドバイザリー関連部門(みすずフィナンシャル・アドバイザーズ㈱)にて,株価評価,事業価値評価,事業再編アドバイス等に従事。2007
年より現職。
株価評価,事業価値評価,取得価額配分関連評価,無形資産評価等の会計関連評価を含めた財務関連アドバイスを提供している。
コーポレートファイナンス,事業価値評価関連の講演多数。
日本証券アナリスト協会検定会員。