インタビューのプロが教える「ホンネ」を語らせる技術
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- プロに独占されていたインタビューの高度な思考やテクニックを、一般向けにわかりやすく、実践できるよう、様々な角度から解説。マーケティング・商品開発担当者必読の一冊。
目次
インタビューのプロが教える
「ホンネ」を語らせる技術
目次
はじめに
序章 「ホンネ」って何だろう
1 「ホンネ」の意味は一つではない
2 「言えないホンネ」と「言わないホンネ」
3 ビジネスの場面でも「建前」「ホンネ」がある
4 本書が対象とする「ホンネ」とは
5 「ホンネ」は話し手が語るものではなく聞き手が“引き出す”もの
6 常に「ホンネ」と「なぜ」を追求している仕事(プロ)がある
第1章 「ホンネ」に迫るための準備・仕込み
1 専門用語解説
2 プロが行うインタビューの現場
3 クライアントまたは上司が抱えるテーマの「本質」(≒ホンネ)を
知る・共有する
⑴ 5W1H
⑵ 4PとAIDMA
⑶ 新TPO
⑷ SWOT
4 最も大切なことはクライアントと「仮説」を出し合うこと
5 打ち合わせの「〆め」は仮説の整理と優先順位付け
6 「ホンネ」に導くインタビューフロー
⑴ インタビューフローの基本概念
⑵ インタビューフローの基本構造
⑶ インタビューフローの作り方の留意点
⑷ インタビューフローの基本形
⑸ 事前の予行練習とチェックポイント
⑹ インタビューフローの実例
第2章 「ホンネ」を引き出すためのインタビュー技法
1 「ホンネ」をうまく引き出す「投影法」とは
⑴ 擬人化法(Personification)
⑵ 擬物化法(Similitude Method)
⑶ 死亡広告作り(Obituary Test)
⑷ 回廊ゲーム(Corridor Game)
⑸ コラージュテスト(Collage Test)
⑹ カトゥーンテスト(Cartoon Test)
⑺ 飢餓テスト
⑻ 幸福曲線と貧乏曲線
⑼ 夫婦別室同時インタビュー
⑽ インタビュアー不在(退席)インタビュー
第3章 初めて会った人と分の会話で「ホンネ」を引き出せる
人間関係作りのポイント
1 「ホンネ」が引き出せるインタビューの成功・失敗は導入の5分で
決まる
⑴ インタビューの入り方
⑵ インタビュアーの口調や仕草は伝染する
⑶ インタビューの目的・進め方の説明がその後を支配する
2 最初の5分で「ホンネ」を言える環境を作る〜建前的な意見に
陥りがちな状況を排除する〜
⑴ 「建前的意見」になりがちな状況の排除
⑵ 対象者の緊張をほぐしてあげる
⑶ 自己紹介させる内容にも工夫を
第4章 人はなぜ人前で「建前」を語るのか
〜最近、座談会を通して感じること〜
1 「建前」って何だろう
⑴ 建前を言う人・言わない人
⑵ 人はなぜ人前で「建前」を言うのか
⑶ ノンバーバル(言語以外)コミュニケーション力の低下
⑷ 「建前」的意見が出やすくなる今の時代背景を考える
⑸ インタビューで「建前」的意見をなぜ言うのか
⑹ 建前的な意見には特徴や傾向がある
第5章 「ホンネ」がどんどん出る理想的なインタビューのために
1 プロのインタビュアーになるために鍛えるべき能力
⑴ 「想像力」
⑵ 「置き換え力・翻訳力」=ブリッヂ力
⑶ 「調整力」
⑷ 「分析力」
⑸ 「記憶力」
2 FGI(座談会)とDI(1対1のインタビュー)のインタビュアーの
“心構えの違い”
⑴ インタビュー名の違い
⑵ 目的と効果の違い
⑶ インタビュアーの役目の違い
⑷ ホンネの引き出し方の違い
3 インタビュアーの心構え10箇条
⑴ モデレータは“無口なエンターテイナー”であれ
⑵ モデレータは“役者”であれ
⑶ モデレータの“脳の使い方”
⑷ モデレータは“きくばりすと”であれ
⑸ モデレータは“黒子”であれ
⑹ モデレータは“7番目の対象者”であれ
⑺ モデレータは“非情な人事担当者”であれ
⑻ モデレータは常に“純真・無垢”であれ
⑼ モデレータは“頑固者”であれ、“物わかりの良い人”で
あるなかれ
⑽ モデレータは“バイアスフリー”であれ
第6章 初心者インタビュアーが陥る「ホンネ」に迫れないミス
⑴ 対象者のペースに飲まれてしまい、自分を見失ってしまうミス
⑵ 座談会なのに、まるで1対1のインタビューの積み重ねのように
なってしまうミス
⑶ 脳を4分割できていないことが招くミス
⑷ インタビューの目的の理解不足が招くミス
⑸ 沈黙を恐れるがゆえのミス
⑹ 「突っ込み不足」ミス
あとがき
著者プロフィール
松井東(まついあずま)
1976年青山学院大学中退後、㈱市場調査社に入社、
主に定量調査を担当。
1986年㈱アクセスを設立、当時調査業界では主流ではなかった定性調査に特化した調査会社として出発。
1995年㈱アクセス・ジェーピーに社名変更。
現在、㈱アクセス・ジェーピー代表取締役。