- 本の紹介
- 経営改善のために導入したコンサルティングを確実に成功に結びつけるにはどうしたらよいかについて、ストーリー形式で成功ノウハウを紹介する。
目次
コンサルタントが役に立たない本当の理由
目次
はじめに
第１章 コンサルティングで会社を変える
コンサルタントに期待するな？
コンサルタントは万能ではない
コンサルティングの前提条件
納得できない点があるが…
第一物産の発展
転機を迎えた第一物産
コンサルティングで何を変えるか？
コンサルティングの主役は誰か？
経営改革の時代
コンサルティングで企業を変える
コンサルティング・ブームだが…
多様なコンサルティングの目的
ニーズに合ったコンサルタント
コンサルタントを主体的に選ぶ
コンペをするべきか？
コンサルティングファームの活用
大手ファーム活用で注意すること
コンサルティングのスタイル
スタイルの選択
経営システムの有無でコンサルティングが変わってくる
経営システムの有無を確かめる
本気で会社を変えたいか
コンサルタント任せになっていないか
コンサルティングへの期待
コンサルティング実施へ
第２章 顧客の声よりも顧客の利益
いきなりコンサルティングに入らない
経営診断で何をするか
期待外れの経営診断
第一物産の成功要因
情報提供の戦略
仲田社長のリーダーシップ
第一物産のＫＦＳ
成功要因を揺るがす環境変化
仲田社長が最大の問題？
何をテーマにするか
コンサルティングの基本プロセス
テーマの形成が難しい
課題の再定義／経営診断を経てテーマを形成する
経営診断の内容
問題から課題を形成する
重点化の基準
見える問題、探す問題、創る問題
解決目標を立てる
コンサルティングとアウトソーシング
顧客の要望か、顧客の利益か？
報酬をどう決めるか？
納得して契約する
期限を決める
プロポーザルが決まる
プロポーザルを説明する
コンサルティングのテーマが決まる
第３章 コンサルタントとクライアントの共同作業
プロジェクトが始まる
問題意識をぶつけ合う
改めて環境分析とテーマ形成
チームで課題を再定義する
ビジネスモデルをゼロべースで見直す
３つの代替案
どの案もできない？
本当に改革は必要なのか？
コンフリクト
人間関係、チームマネジメント
チームメンバーの選定
クライアント主導
プロジェクトリーダーの意欲
プロジェクトリーダーの能力
発散と収束
そもそもの目標を問う
チーム成長
モチベーションの維持・向上
メンバーとコンサルタントの信頼関係
原点に戻る
ビジネスモデルの方向性が決まる
組織管理の検討へ
中間報告に向けた整理・資料作り
中間報告会
第４章 成果志向のコンサルティング
これからが本番
ビジネスモデルの具体化
組織管理の具体化
モチベーションの低下
総論賛成・各論反対
板挟みの状態
メンバーが主役だが…
変えたくない！
成果志向のコンサルティング
３つの＂ない＂
抵抗勢力
コンフリクトの解消
トップダウン・アプローチ
ボトムアップ・アプローチ
最終プレゼンテーション
納得を得るプレゼンテーション
あくまで成果にこだわる
仲田社長と方針が違う
納得はしていないだろうが…
ラストスパート
最終報告会
批判的な空気
久保田常務が想いを語る
まずは挑戦してみよう
第５章 コンサルティングの究極の目的は？
１年半が経って
成果が出始める
改革の機運がしぼむ
導入・実行は難しい
再び国崎に相談する
再びコンサルティング？
計画よりも実行が難しい
解決策を具体化する
作りこみ
組織への道文
事後フォロー
改革を全社的運動にする
コンサルティングの究極の目的は、コンサルティングをなくすこと
経営改革とは何か？
リスクテイクとコンサルタント
コンサルティング依存にならない
コンサルティングは失敗だった？
発展を願って
おわりに
著者プロフィール
日沖 健（ひおき たけし）
日沖コンサルティング事務所・代表、産業能率大学・講師（総合研究所＆マネジメント大学院），中小企業大学校・講師
1965年愛知県生まれ
慶應義塾大学商学部卒，
Arthur D. Little 経営大学院修了・MBA with Distinction
日本石油（現・JX日鉱日石エネルギー）勤務を経て2002年より現職
専門：経営戦略，経営計画，経営人財育成
著書
『コンサルタントを使って会社を変身させる法』（同友館，2000），
『戦略的トップ交代』（NTT出版，2001），
『戦略的事業撤退』（NTT出版，2002），
『成功する新規事業戦略』（産業能率大学出版部，2006），
『リーダーの問題解決法』（同友館，2008），
『実戦ロジカルシンキング』（産業能率大学出版部，2008），
『問題解決の技術』（産業能率大学出版部，2009），
『戦略的事業撤退の実務』（中央経済社，2010），
『歴史でわかるリーダーの器』（産業能率大学出版部，2011），他に共著・訳書