企業買収―海外事業拡大を目指した会社の660日
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- 実務の要点と全体像がイメージできる本格企業買収小説。実務書ではわからない現場でのやり取りを再現し、ストーリーを追いながら実際のM&A実務を擬似体験できる。
目次
企業買収
海外事業拡大を目指した会社の660日
目次
本書の読み方
主な登場人物
プロローグ―突きつけられた売上目標
第1章 買収候補を探せ
1 相対取引とオークション取引
2 経営課題の整理
3 ロングリストの作成
4 ターゲット企業の選定
5 ターゲット企業へのアプローチ
6 アドバイザリー契約の締結
第2章 プロジェクト始動
1 キックオフ
2 初期的分析のフレームワーク
3 財務分析
4 概要ヒアリング
5 SWOT分析と事業系統図
6 リスク分析
第3章 企業の価値とは
1 企業価値算定における心構え
2 DCF法のポイント
3 類似会社比較法のポイント
4 時価純資産法のポイント
5 バリュエーション結果
6 シナジー効果の想定
第4章 非常事態発生
1 意向表明書の作成
2 買収スキームの検討
3 価格レンジの設定
4 オークションへの防御策
5 カウンターオファー
6 ディール中断
7 ディール再開
8 基本合意締結
第5章 粉飾の発覚
1 DDチームの組成
2 データルーム調査での留意点
3 マネジメント・プレゼンテーション
4 現場視察(在庫実査・工場見学)
5 マネジメント・インタビュー
6 自社株買いの実施
7 DD中間報告(財務・法務)
8 粉飾決算(window dressing)
9 海外子会社へのDD
10 クロスボーダーM&A
11 社内からの異論噴出
12 責任の所在
第6章 タイム・イズ・ザ・エナミー
1 DD検出事項の反映
2 買収価格の検討
3 二段階買収
4 少数株主からの買取りとスクイズアウト
5 買収対象企業内の政治的思惑
6 トップ会談
7 ダークホース登場
8 価格交渉
9 価格以外の条件交渉
10 二次取引に関する条件交渉
11 クロージングに向けたスケジューリング
12 トップからの内諾
第7章 見えてきたゴール
1 最終契約書の交渉
2 決裁に向けた社内根回し
3 株主からの同意取り付け
4 OB株主の説得
5 取締役会でのプレゼンテーション
6 最終契約書の調印
7 公 表
第8章 ポスト・ディールへの準備
1 ランディングプランの作成
2 クロージングの前提条件
第9章 クロージング
1 クロージング・セレモニー
2 臨時株主総会の開催
3 取締役会の開催
4 社員への挨拶
エピローグ―高島の決意
巻末資料 株式譲渡契約書の要旨
著者プロフィール
木俣貴光