実践中小企業の経営組織革新―イノベーションは誰でも起こせる
- 本の紹介
- 長引く不況で厳しい舵取りを強いられているすべての企業、組織に、今までにない新規事業や新たな経営手法を導入したイノベーションの必要性を説き、その方法を明らかにする。
目次
実践 中小企業の経営組織革新
イノベーションは誰でも起こせる
目次
推薦文
早稲田大学ビジネススクール(MBA)教授
日本ベンチャー学会理事 柳 孝一
はじめに
序 章 中小企業の経営革新(イノベーション)とは何か
1 3つのイノベーション
2 イノベーション―1 既存事業の経営革新
⑴ 既存事業の画期的な改善
⑵ 既存事業の画期的な改革
3 イノベーション―2 新たな事業・経営手法の導入
⑴ 新規事業開発
⑵ 新たな管理手法の開発と導入
⑶ 新たな販売手法の開発と導入
4 イノベーション―3 技術革新と今後のトレンド
5 イノベーションの効率を高める外部活用(アウトソーシング)
6 イノベーションにより企業利益の確保
⑴ イノベーションで企業最高利益の更新
⑵ 新たな事業開発(新商品)
⑶ 新たな管理手法の開発・導入
⑷ 新たな販売手法の開発・導入
第1章 企業の経営革新(イノベーション)とは何か
1 企業経営の役割
2 企業経営には答えも式もない
3 「知恵」
⑴ 「知識」と「知恵」/26
⑵ 温故知新 ―故(ふるき)を温(たずね)て新しきを知る―
4 イノベーションと組織活動
5 人材育成と人事制度
⑴ 高齢者の活用
⑵ 女性の活用
⑶ 社員研修
⑷ 守・破・離
⑸ 人を大事にする
⑹ 人は可能性を持ったかけがえのない財産である
6 経営革新の評価と情報の共有化
7 企業利益の目的と手段
8 良品廉価
⑴ デフレーション
⑵ 為替レートの円高
9 パラダイムシフトとイノベーション
10 「SEC(セック)瞬間(しゅんかん)」
第2章 既存事業の画期的な改善・改革
1 意識改革
2 既存事業の画期的な改善
⑴ コスト
⑵ 固定費の管理
⑶ 品質
⑷ スピード
⑸ 商品の廃棄
3 既存事業の画期的な改革
⑴ 商品の高度化
⑵ 中小企業の特性を生かした商品開発
第3章 新たな事業・経営手法の導入(イノベーション)
1 新規事業開発
⑴ 経営トップの役割
⑵ 事業計画書(ビジネスプラン)の作成
⑶ テーマの絞り込み,コンセプトづくり
⑷ 新規性とは
⑸ 新規事業開発のキーワード
⑹ 差異性,優位性の創出
⑺ マーケティング
2 誘発型新規事業開発
⑴ 誘発型新規事業開発とは
⑵ 新規事業開発の時期
3 新しい管理手法の開発・導入
4 新しい販売手法の開発・導入
第4章 新事業実現のための外部活用(アウトソーシング)
1 大学・研究機関の活用
2 大学活用のメリット
3 日本の大学との産学連携
⑴ アプローチの仕方
⑵ 訪問する際のポイント
⑶ 社員参加の必要性
4 タカノの産学連携の実績
5 米国の大学との連携
6 その他の外部活用
第5章 技術革新と今後のトレンド
1 製品(素材を含む)の国際競争力と技術革新
⑴ 技術の国際分業化の進展
2 鉄鋼業の展望
3 自動車産業
4 炭素繊維業界の展望
5 樹脂および化学製品の展望
6 その他の技術革新
⑴ さまざまな技術革新例
⑵ 機械化の技術革新
⑶ ソフトウェアの技術革新
あとがきに代えて
参考文献
索 引
著者プロフィール
堀井 朝運(ほりい あさかず)
1957年 明治大学卒業後,タカノ株式会社入社
1988年 タカノ株式会社社長に就任
1998年 タカノ株式会社会長に就任
2000年 タカノ株式会社相談役に就任,現在に至る
2002年 早稲田大学大学院国際経営学修士卒業(MBA取得)
現在,八十二銀行監査役,
日本政策投資銀行技術アドバイザー,
長野県社会福祉事業団理事を務める。