- 本の紹介
- 起業を志す人を想定し、大胆に規制緩和された小規模・非公開会社の会社法制を完全整理。事業経営上の基本ツールとして会社法を使いこなすための基礎知識を提供。最新の社会問題にも言及。
目次
起業家のための会社法入門
目次
第1章 会社とその形態
1 起業と企業―起業したい。どのような手法があるのか。
2 会社の概念―会社とは何か。
3 会社の種類―会社企業にはどのような種類があるのか。
第2章 株式会社の特徴
1 二大特性―株式会社を特徴づけるものは何か。
2 資本制度―有限責任を支える基礎
3 株式会社の法的性質―法人性、営利性、社団性
4 現代的課題―会社法だけですべての課題が片づくわけではない。
第3章 会社法総則
1 商号―人には氏名がある。それでは会社はどうか。
2 会社の事業を補助する者―会社内外の補助者にはどのような者があるか。
3 事業譲渡に関する特則―事業譲渡と取引の安全
第4章 設立
1 手続の概要―株式会社の設立はどのようにすればよいか。
2 定款の作成―定款作成において注意すべきことは何か。
3 最初の株主の確定と出資―財産的基礎を固める。
4 機関の具備―最初の経営者を決めよう。 ……ほか
第5章 資金調達
1 資金調達の方法―株式会社の資金調達方法にはどのようなものがあるのか。
2 株式―募集株式について学ぼう。
3 新株予約権―新株予約権とは何か。
第6章 機関
1 機関構成の方針―株式会社の機関構成はどこまで自由にできるのか。
2 取締役・取締役会―業務執行を握る者は誰か。
3 株主総会―株主はどのように経営に関与するのか。
4 監査機関―取締役の監査役は誰がなるのか。 ……ほか
第7章 計算
1 会計の原則―企業実態を正確に評価する必要があるのか。
2 会計帳簿―企業実態を映す鏡はあるのか。
3 計算書類―財産・損益を表示するフォーマット
4 資本金、準備金および剰余金―株主資本の変動を学ぶ。
第8章 組織再編
1 事業の譲渡等―育てた事業を売却することは可能か。
2 組織変更―株式会社を持分会社に衣替えする方法
3 合併―合併を利用した組織再編を学ぶ。
4 会社分割―株式会社を分割するとは、どのようなことか。 ……ほか
第9章 持分会社
1 持分会社の種類―持分会社とは何か。
2 持分会社の設立―持分会社の設立手続を学ぶ。
3 持分会社の経営管理―持分会社の経営の決まり事とは、何か。
4 持分会社社員の投下資本回収―社員はどのようにして投下資本を回収するのか。
著者プロフィール
志谷匡史(したに まさし)
1958年 神戸市生まれ。1988年 神戸大学大学院法学研究科後期課程単位修得。1997年 博士(法学)取得(神戸大学)。現在 神戸大学大学院法学研究科教授。専攻は、商法・証券取引法。<主著>『マーケットメカニズムと取締役の経営責任』(商事法務研究会)、『改正株式会社法Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ』(共著・弘文堂)、『証券取引法』(共著・青林書院)