クロスボーダーM&Aの税務戦略

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新日本アーンストアンドヤング税理士法人

定価(紙 版):4,180円(税込)

発行日:2009/11/26
A5判 / 356頁
ISBN:978-4-502-98820-2

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本の紹介
外国税額控除制度の大改正により国際税務戦略が変わった。グループ全体の税務コスト削減策を検討し、米国ほか海外税制をふまえて、日本企業が外国企業を買収する際の税務戦略を図解する。

目次


クロスボーダーM&Aの税務戦略
目次

第1章 日本企業のM&Aと国際税務戦略
 1 日本企業を取り巻くM&Aマーケットの状況
  (1) はじめに
  (2) M&Aと企業の成長戦略
  (3) インバウンドM&AとアウトバウンドM&A ……ほか
 2 M&Aにおける国際税務戦略
  (1) はじめに
  (2) 国際税務戦略とは
  (3) M&Aと国際税務戦略

第2章 国際税務プランニングの具体的手法
 1 はじめに
 2 海外子会社所在地国での税負担軽減
  (1) はじめに
  (2) タックスインセンティブ(優遇税制)の活用
  (3) 繰越欠損金の利用 ……ほか
 3 所得の低税率国への移転
  (1) はじめに
  (2) ファイナンスカンパニー
  (3) 過少資本税制 ……ほか
 4 二重課税の回避
  (1) はじめに
  (2) 租税条約
  (3) 外国税額控除 ……ほか

第3章 日本の外国子会社配当益金不算入制度と
     タックスヘイブン税制(2009年税制改正とその影響)

 1 はじめに
 2 外国子会社配当益金不算入制度
  (1) 制度の概要
  (2) 外国子会社配当に係る子会社所在地国の法人税率の影響
  (3) 外国子会社配当に係る源泉所得税の影響 ……ほか
 3 タックスヘイブン税制
  (1) タックスヘイブン税制の概要
  (2) 租税負担割合の計算
  (3) 適用除外要件 ……ほか

第4章 クロスボーダーM&Aの買収スキームの構築
 1 はじめに
 2 事業買収スキームと株式買収スキーム
 3 M&A税務プランニングの具体的手法
  (1) ステップアップ
  (2) 繰越欠損金等の引継ぎ
  (3) 無形固定資産の移転 ……ほか

第5章 買収資金のファイナンスとデット・プッシュ・ダウン
 1 はじめに
  (1) M&Aにおけるファイナンスの重要性
  (2) 事業計画との整合性
 2 ファイナンス形態
  (1) 日本で借入を行う
  (2) ターゲットの所在地国に設立した買収ビークルで借入を行う
  (3) 日本で借り入れた資金を買収ビークルへ出資又は貸し付ける
 3 デット・プッシュ・ダウン
  (1) デット・プッシュ・ダウンとは
  (2) デット・プッシュ・ダウンの税務上の効果
  (3) デット・プッシュ・ダウンの際の税務上の留意事項 ……ほか

第6章 M&A後の統合プランニング
 1 はじめに
  (1) 統合プランニングの概要
  (2) 事業計画との整合性
  (3) 買収スキームとの関係
 2 会社及び事業の統合
  (1) 子会社群統合に際しての留意事項
  (2) 同一国内の子会社群の合併
  (3) 事業譲渡による同種の事業の統合 ……ほか
 3 持株会社の活用について
  (1) 持株会社のメリットと設立国の選定
  (2) 持株会社へ移行する場合の課税関係
 4 買収後のサプライチェーン及び移転価格の見直し
  (1) サプライチェーンと移転価格
  (2) サプライチェーン・マネジメント
  (3) 製造機能の見直し ……ほか
 5 関税コストのプランニング
  (1) 関税評価額の変更
  (2) 保税倉庫の利用
  (3) 一般特恵関税制度やFTA/EPAを利用する ……ほか

第7章 税務デューデリジェンス
 1 はじめに
 2 M&Aプロセスとデューデリジェンス
 3 税務デューデリジェンスについて
  (1) 税務デューデリジェンスの目的
  (2) 税務デューデリジェンスの具体的手続き
  (3) 税務デューデリジェンスの手法 ……ほか

第8章 米国税務の概要とM&Aの留意点
 1 概  要
  (1) はじめに
  (2) 通常の利益・損失とキャピタルゲイン・ロス
 2 法人税率
 3 繰越欠損金(NOL)
  (1) 使用制限
  (2) 株主持分変動による繰越欠損金控除額の制限(382条)
    ……ほか
 4 ステップアップと営業権
  (1) 事業買収とステップアップ
  (2) 営業権の認識と償却
 5 過少資本とアーニングズ・ストリッピング
  (1) 過少資本
  (2) アーニングズ・ストリッピング ……ほか
 6 連結納税制度
  (1) 連結納税申告の要件
  (2) メリット・デメリット ……ほか
 7 非居住者に配当を支払う場合
  (1) 配当金額
  (2) 非居住者に対する配当
 8 関連会社間株式売買に関する規定(304条)
 9 FIRPTA規定
  (1) 概  要
  (2) 米国不動産保有法人(US Real Property Holding Company)
    ……ほか
 10 税務デューデリジェンスにおける注意事項
  (1) 時  効
  (2) 繰越欠損金及び控除の引継ぎ ……ほか
 11 FIN48による財務諸表開示例
 12 買収時の注意事項
  (1) 買収形態の選択(事業買収,株式買収)
  (2) 338条(h)(10) ……ほか
 13 デット・プッシュ・ダウン
 14 買収以後に生ずるリストラクチャリング−非課税組織再編
  (1) 非課税組織再編の一般的要件
  (2) A型再編(州法又は外国法による合併) ……ほか
 15 無形資産の国外移転(367条)
 16 事業譲渡,株式譲渡
 17 子会社の清算
  (1) 一般的清算(子会社以外)
  (2) 子会社の清算
 18 日本企業によるM&Aの一例

第9章 他の主要国におけるM&Aの留意点
 1 はじめに
 2 中  国
 3 イ ン ド
 4 シンガポール
 5 韓  国
 6 タ  イ
 7 マレーシア
 8 台 湾
 9 ロ シ ア
 10 スペイン
 11 ド イ ツ
 12 イギリス
 13 オランダ
 14 フランス
 15 スウェーデン
 16 ス イ ス
 17 カ ナ ダ
 18 オーストラリア
 19 ブラジル


著者プロフィール 【編者紹介】
アーンスト・アンド・ヤング
 アーンスト・アンド・ヤングは,監査,税務,トランザクション・アドバイザリー・サービスなどの分野における世界的なリーダーです。
全世界の13万5千人の構成員は,共通のバリュー(価値観)に基づいて,品質において徹底した責任を果たします。私どもは,クライアント,構成員,そして社会の可能性の実現に向けて,プラスの変化をもたらすよう支援します。
詳しくは,www.ey.comにて紹介しています。
「アーンスト・アンド・ヤング」とは,アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのメンバーファームで構成されるグローバルなネットワークを指し,各メンバーファームは法的に独立した組織です。
アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは,英国の保証有限責任会社であり,クライアントサービスは提供していません。

新日本アーンスト アンド ヤング税理士法人
新日本アーンスト アンド ヤング税理士法人は,長年にわたり培ってきた経験と国際ネットワークを駆使し,常にクライアントと協力して質の高いグローバルなサービスを提供しております。
企業のニーズに即応すべく,国際税務,M&A,組織再編や移転価格などをはじめ,税務アドバイザリー・税務コンプライアンスの専門家集団として質の高いサービスを提供しております。
詳しくは,www.eytax.jpにて紹介しています。

























著者紹介

新日本アーンストアンドヤング税理士法人(しんにっぽんあーんすとあんどやんぐぜいりしほうじん)