特集バックナンバー
コロナ禍で迎える二度目の決算。企業経営に携わる皆さんは、さまざまな悩みを抱えているのではないでしょうか。「基本から実務を確認したい」「コロナ禍の決算で特に注意すべきことって?」「決算を終えても、すぐに法人税の申告だ...」「確認しておくべき会計基準等の改正って?」「決算で経営状態の悪化を目の当たりにした」......。解決に繋がりそうな弊社の書誌をご紹介します。
「法人税申告書」を書くために基礎知識から最終的なチェックまでを、担当者の経験年数に応じて3段階で分けてみました。当社の書籍はそれぞれに応じた品揃えとなっています。
第1段階:基礎編は...
高下 淳子 著『やさしい法人税申告入門〈令和3年申告用〉』
法人税申告書の書き方をマスターするための入門書的位置づけの本です。初心者向けです。最終的に別表一(一)を作成するために、様々な別表を記入していくわけですが、その流れを図解や記入例で分かり易く解説しています。書名通り「やさしい入門書」です。
定価:2,090円(税込)
ISBN:978-4-502-37571-2
法人税のしくみと決算作業の基礎知識を図解を交えながら分かり易く解説し、初心者には分かりづらい決算書から別表へと転記される数字の流れを矢印で丁寧に示しながら、読者が理解できるように工夫しています。
巻末に掲載しているサンプル会社の決算書と別表記載例が各章の解説とリンクしていることが理解を深めることに一役買っています。さらに確認テストで理解度チェックもできます。いたるところに著者の配慮がうかがえる1冊です。
なお、申告書の重要な別表に四と五があります。四を「税務上の損益計算書」、五(一)を「税務上の貸借対照表」と言ったりするように、税務上の基本財務諸表ともいうべきものです。この2つを完全にマスターすることが、「申告書の書き方」の第1歩とも言われたりします。そこで、この2つに焦点を当てた『「別表四と五」完全攻略本』(高下淳子著)という姉妹書も好評発売中です。
第2段階:実践編は...
税理士法人右山事務所 編『法人税申告書の書き方と留意点』基本別表編と特殊別表編
「申告書の書き方」を四と五など基本的な別表の書き方と、特別償却、時別控除などその年度で重点的に特別な措置を施した特殊な別表の書き方を、設例を交え留意点を示しながら丁寧に解説しています。まさに、申告書を書く担当者のための本です。
定価:3,190円(税込)
ISBN:978-4-502-37901-7
毎年ご好評いただいている本書は、わかりづらい税額計算のプロセスと別表作成の要点を、豊富な事例をもとに解説しています。とにかく、別表を記載する方のための本です。
「基本別表編」では、どの会社にも必須となる別表四・五㈠のような基本的な申告書を解説しています。
なお、新型コロナ対策税制全般の解説や、コロナ時申告のキーとなる欠損金の繰越控除や繰戻し還付の具体的な解説はこちらの「基本別表編」です。お間違いのないようご購入ください。
定価:3,850円(税込)
ISBN:978-4-502-37911-6
「特殊別表編」では、適用されると税額への影響が大きい、特別控除や特別償却、外国税額控除などの申告書を中心に解説しています。
令和3年申告用では、5G投資促進税制やオープンイノベーション税制などの令和2年度税制改正の内容をフォローしつつ、わかりづらい申告書のしくみと構造について紹介しています。
申告書の作成だけではなく、申告書のしくみと構造を具体的な設例をもとに説明していますので、申告業務に携わる実務家の方のみならず、税理士試験の学習用にもおススメです。
第3段階:最終確認編は...
齊藤 一昭 著『法人税申告書の最終チェック』
別表一(一)まで作成された別表を一通り確認するための本です。したがって、経理部で作成しているなら経理部長が、会計事務所が作成しているなら、所長税理士さんがこの本で確認するポイントをチェックするのに最適です。
定価:2,200円(税込)
ISBN:978-4-502-38071-6
本書は、「申告書の書き方」ではなく、最終的なチェック用の本です。
とはいえ、書き方が載っていると思われ購入した読者の方から、「書き方が知りたくて買ったのに、これじゃ全然分からないよ」とのお叱りを何度か受けています。第1段階でご紹介した高下本を初心者向けと言うのであれば、こちらはベテラン向けとでも言いましょうか。読者にしっかり伝えないといけませんね。
先ほどのお叱りとは真逆の「部下が作った申告書を最初からすべてチェックするのがしんどかったけど、この本が出てからポイントだけチェックすればいいから助かっているよ」とのお褒めの言葉を頂いたこともあります。
自信のある方は、チェックリストでチェックしてから解説をご覧いただくと効率的です。
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