特集バックナンバー
4月、それは始まりの季節。新しく社会に出る方や、そうした新社会人を指導する立場になる方が多い時季です。そこで、本特集では、新社会人とその指導者の皆様に読んでいただきたい当社書籍をご紹介します。
新たな部署に配属となり、一から知識をつけたい方も、これらの書籍を生かせるはず。
担当編集者に本の魅力や編集の秘話を語ってもらいましたので、ぜひご覧ください。
Q1 本書の内容を教えてください。
本書は、左ページを英語、右ページを日本語(要約)の左右対称形式で、会計(簿記、経営分析、管理会計)の基本的な内容を解説しています。
よく「会計はビジネスの言語」といわれますが、本書はいわば全世界で通用するベースとなる内容ですね。
日商簿記3級程度の基礎知識があると、スムーズに学習していけるレベル感です。
Q2 本書を企画したきっかけや背景を教えてください。
最近、英語で講義をする科目を設定する大学が増えてきています。
これを受けて、英語で学べるテキストをつくるように上司から指示されていたのですが、なかなか書き手が見つかりませんでした。
そんな中、たまたま以前より存じ上げていた先生のお知り合いに、イギリス人で英国公認会計士の先生がいて、2つの大学で英語による会計の講義を担当されていました。そのイギリス人の先生と紹介くださった日本人の先生とのコラボレーションにより実現したのが本書です。
Q3 本書の内容は、どのような場面で活かすことができますか。
「会計はビジネスの言語」といわれ、そして英語は「世界共通語」です。
今後、経済社会のグローバル化は一層進むことが予想される中、将来グローバルに活躍することを目標にしている方のみならず、すべてのビジネスパーソンに必要な知識といえるでしょう。
本書の目次
Q4 本書へのこだわりポイントを教えてください。
左ページを英語、右ページを日本語にして、左右対称形式で解説されていますので、まずは英語で理解していただきたいのですが、わからない場合も日本語をチラ見することで、無理なく学習できる点です!
また、邪道ですが、日本語のみザッとみることでエッセンスを短時間で身につけるという使い方もできますね。
左右対称形式でわかりやすい
Q5 読者の方へのメッセージをお願いします。
ゴシックになっているキーワードは覚えなければいけませんが、英語そのものはやさしいので、必要以上に身構えずに学習してみましょう!
なお、達成度をはかる手段として、巻末のQuestionを解くだけでなく、東京商工会議所主催のBATIC(国際会計検定)®を受検してみるのもよいと思います。
また、さらにステップアップしたい方は、USCPA(米国公認会計士)にチャレンジしてはいかがでしょうか。
- 『英語で学ぶ会計入門』
スチュアート・ブライソン 著
原 俊雄 訳
大森 明 訳
定価:3,080円(税込)
発行日:2020/04/21
A5判 / 244頁
ISBN:978-4-502-34501-2