企業会計
【経済産業省】「デジタルガバナンス・コード」(2020/11/09)
『企業会計』2021年5月号にてデジタルガバナンス・コードの時事解説を掲載しています。
一層注目が集まるデジタル化・DX。会計の世界も例外ではありません。本コードは何を目指し、どのような内容となっているのか、改めてチェックしてみてください。
【時事解説】「デジタルガバナンス・コード」の概要と活用のポイント
久禮由敬(PwCあらた有限責任監査法人 パートナー)
Ⅰ デジタルガバナンス・コードの概要
Ⅱ デジタルガバナンス・コードが注目される背景
――Society5.0におけるゲームルールの変化
Ⅲ デジタルガバナンス・コード実践のポイント
本記事では、デジタルガバナンス・コードの概要に留まらず、社会全体の変化を企業はどう受け止め、どのような行動に繋げていくべきか、実務上の取組みのポイントを解説いただいています。コードを確認するだけでなく、本記事や弊誌バックナンバーをあわせてお読みいただくことで、激動DXの最前線をカバーできるはずです。
補足:デジタルガバナンス・コードとは?
デジタルガバナンス・コードは、経済産業省が2020年11月9日に公表したデジタル化の指針です。企業がDXをどう進めるとよいかがまとめられています。
あらゆる要素がデジタル化されていくSociety5.0に向けて、ビジネスモデルを抜本的に変革し、新たな成長を実現する企業が現れてきています。一方、グローバルな競争の中で、競合する新たなビジネスモデルにより既存ビジネスが破壊される事例(デジタルディスラプション)も現れています。こうした時代変化の中で、経済産業省では、企業のDXに関する自主的取組を促すため、デジタル技術による社会変革を踏まえた経営ビジョンの策定・公表といった経営者に求められる対応を「デジタルガバナンス・コード」として取りまとめました。
(【経済産業省】「デジタルガバナンス・コード」(2020年12月9日)より)
DXは生産性や持続可能性の向上に重要な役割を果たす要素です。改訂が控えるコーポレートガバナンス・コードや、注目が集まるESG、SDGsなどと密接に関わってくるかもしれませんね。ビジネスにどう活かすか、要チェックです。
コードの柱立ては下記のとおりです。
1.ビジョン・ビジネスモデル
2.戦略
2-1.組織づくり・人材・企業文化に関する方策
2-2.IT システム・デジタル技術活用環境の整備に関する方策
3.成果と重要な成果指標
4.ガバナンスシステム
詳細は経済産業省ホームページからご確認ください。
→【経済産業省】「デジタルガバナンス・コード」
関連バックナンバー
会計・経理・財務のDXについては、『企業会計』2021年4月号でも特集しています。本サイトにて各記事のサマリーや関連書籍等を紹介しておりますので、セットでチェックしてみてください。
→「【なんちゃってDXからの脱却】『企業会計』2021年4月号特集」
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