『ビジネス実務法務検定試験 公式テキスト/公式問題集』(2021年4月特集)

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『ビジネス実務法務検定試験 公式テキスト/公式問題集』(2021年4月特集)

4月、それは始まりの季節。新しく社会に出る方や、そうした新社会人を指導する立場になる方が多い時季です。そこで、本特集では、新社会人とその指導者の皆様に読んでいただきたい当社書籍をご紹介します。
新たな部署に配属となり、一から知識をつけたい方も、これらの書籍を生かせるはず。
担当編集者に本の魅力や編集の秘話を語ってもらいましたので、ぜひご覧ください。

Q1 本書の内容を教えてください。

東京商工会議所・各地商工会議所が主催する「ビジネス実務法務検定試験」(以下「ビジ法検定」)の出題範囲の解説(公式テキスト)と、出題範囲をベースとした練習問題および過去試験問題をまとめたもの(公式問題集)です。
たとえば3級公式テキストを見ると、契約、売買、文書管理、債権管理・回収、取引の決済、知的財産、消費者保護、個人情報保護、ビジネス犯罪、会社のしくみ、労働法、相続と、幅広い法律知識を一気に学ぶことができます。

彩り豊かな背表紙


Q2 本書を企画したきっかけや背景を教えてください。

公式テキスト&問題集は東京商工会議所が発行しており、当社商品ではなく「企画した」書籍とは言えません(発売=中央経済グループパブリッシング)。しかし、ビジ法検定がスタートした1998年当時、コンプライアンスの重要性が高まりつつあり、法律知識とリーガル・マインドはすべての社会人に必要不可欠だ、という狙いがあったように聞いています。その狙いどおり、ビジ法検定は2021年で通算50回を迎え、1級、2級、3級で延べ80万人を超える人気資格となっています。

1~3級のレベル感


Q3 本書の内容は、どのような場面で活かすことができますか。

"新社会人"ということでしたら、ぜひ3級公式テキストを手に取っていただきたいです。法務部に限らず全ての部署で法律問題が発生します。
たとえば個人情報の取扱い1つとっても、簡単なミスが企業全体にダメージを及ぼしかねません。
会社の日常的な業務のなかで、「これちょっとやばいかも?」というリスク感覚を発揮することが、新入社員であっても必要になります。


Q4 本書へのこだわりポイントを教えてください。

法律をあまり学んだことのない方が上述の幅広い法律を1人で学習しようとするのは困難です。
公式テキスト&問題集ならば、短期間で、仕事に直結する知識を効率よく身につけることができます。
学問的というよりも、仕事の現場を意識した実践的な記述でまとめられています。法令改正に従って毎年改訂されていて、「いま重要な法律テーマ」を漏れなく吸収することができます。

改訂の歴史


Q5 読者の方へのメッセージをお願いします。

法学部で法律をみっちりと学んだ方であっても、ビジネスを切り口にすると違った法律の世界に見えます。
2級になると内容がぐっと深まり、法務部でも通じる実力が身につきます。
1級は弁護士でも焦るほどのレベルとか。2021年度からは自宅のパソコンで受験できます。ぜひチャレンジを!

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