- 本の紹介
- 「環境法」には動植物保護や環境汚染、地球温暖化、廃棄物問題、公害紛争処理などさまざまな法律が含まれるが、本書では環境法初学者のために幅広い内容をカバーしてわかりやすく解説。
目次
なるほど図解
環境法のしくみ
目次
第1章 環境問題と環境法
1 環境問題とは
2 公害について
3 環境問題の多様化・国際化
4 環境問題と地域的取り組み
5 環境権とは?
6 日本における環境法の体系
7 環境アセスメント
8 環境法の基本原則①汚染者負担原則
9 環境法の基本原則②拡大生産者責任
10 環境法の基本原則③予防原則
11 環境法の基本原則④持続可能な開発
12 企業が環境に与える影響
13 ⅠSOと環境マネジメント
14 環境会計
15 CSRと環境報告書
第2章 動植物と生態系の保護
16 動植物の保護と生物多様性
17 生物の多様性を守るための国際的枠組み
18 生物多様性保護に向けた日本の取り組み
19 バイオセーフティとカルタヘナ議定書
20 絶滅危惧種の保護とワシントン条約
21 鳥獣の保護
22 種の保存法
23 外来種への対応①国際社会における問題意識
24 外来種への対応②国内におけるコントロール
25 湿地の保護とラムサール条約
26 自然公園
27 文化・自然遺産の保護
第3章 環境被害への対応
28 大気汚染の防止①大気汚染訴訟のさきがけ
29 大気汚染の防止②国・地方自治体による規制
30 水質の保全
31 土壌汚染
32 騒 音
33 悪 臭
34 化学物質の規制
35 日照妨害
36 景観利益の侵害とその救済方法
第4章 国際的な環境問題への取り組み
37 酸性雨①越境大気汚染という国際的問題
38 酸性雨②国際的な取り組み
39 オゾン層の保護
40 海洋環境の保護①
41 海洋環境の保護②
42 バラスト水をめぐる問題
43 砂漠化問題
44 有害廃棄物の国際管理とバーゼル条約
45 南極の保護
第5章 地球温暖化とエネルギー問題
46 地球温暖化問題とは
47 気候変動枠組条約
48 京都議定書
49 日本における地球温暖化対策
50 エネルギー問題と地球環境
51 省エネ法
52 エネルギー政策基本法
53 代替エネルギーの利用促進に向けて
54 太陽光発電
55 バイオマス燃料
56 原子力の利用
第6章 廃棄物処理と循環型社会の構築
57 ごみ問題と循環型社会
58 廃棄物処理規制の概要
59 3R政策と循環型社会の構築
60 リサイクルマーク
61 容器包装リサイクル法①
62 容器包装リサイクル法②
63 家電リサイクル法
64 食品リサイクル法
65 自動車リサイクル法
66 建設リサイクル法
67 グリーン購入とは?
68 環境ラベリング制度とエコマーク
第7章 環境紛争の解決手法
69 不法行為に基づく損害賠償請求①
70 不法行為に基づく損害賠償請求②
71 不法行為に基づく損害賠償請求③
72 不法行為に基づく損害賠償請求④
73 民事訴訟(差止請求)
74 国賠法に基づく請求
75 行政訴訟①
76 行政訴訟②
77 公害紛争処理法による解決
78 公害健康被害補償制度
79 公害犯罪について
80 国際紛争の解決手法
著者プロフィール
中嶋乃扶子(なかじま のぶこ)
弁護士。
中央大学法学部卒,
オーストラリア・シドニー大学大学院修士課程修了(専攻:環境科学・環境法)。
2003年弁護士登録後,松下電器産業株式会社(現:パナソニック株式会社)法務本部勤務を経て,
現在,浅田・中嶋法律事務所において国際案件を含む幅広い弁護士業務に携わる。