経理担当者のための消費税「個別対応方式」適用ガイド

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あいわ税理士法人
株式会社ビジネス・アソシエイツ

定価(紙 版):2,420円(税込)

発行日:2012/03/13
A5判 / 208頁
ISBN:978-4-502-05300-9

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本の紹介
95%ルールの見直しにより、消費税の実務が大きく変わる。本書では、仕入税額控除における個別対応方式の用途区分に焦点を絞り、勘定科目別にそのポイントを整理している。

目次


経理担当者のための
消費税「個別対応方式」適用ガイド

目次

 はじめに

第1章 仕入税額控除における「95%ルール」の見直し
 1 消費税の変遷と制度設計上の問題点
 2 平成23年度税制改正の目的
 3 平成23年度税制改正が適用される会社
 4 平成23年度税制改正による影響

第2章 「個別対応方式」と「一括比例配分方式」の基本
 1 個別対応方式とは?
 2 一括比例配分方式とは?
 3 「個別対応方式」と「一括比例配分方式」の選択のポイント
 4 「一括比例配分方式」を適用する場合のデメリット
 5 「個別対応方式」と「一括比例配分方式」の適用関係

第3章 個別対応方式の用途区分
 1 個別対応方式の用途区分─基礎編
  ⑴ 用途区分の基本的な考え方
  ⑵ 従業員から負担金を徴収する場合の用途区分の基本的な
     考え方
  ⑶ 「課税売上げにのみ要する課税仕入れ等」とは,
     具体的にどのようなものをいうのか
  ⑷ 「非課税売上げにのみ要する課税仕入れ等」とは具体的に
     どのようなものをいうのか
  ⑸ 「課税売上げと非課税売上げに共通して要する課税仕入れ等」と
     は具体的にどのようなものをいうのか
  ⑹ 個々の課税仕入れ等について用途区分を行わなければ
     ならないのか
  ⑺ 個々の課税仕入れ等について用途区分を行っていても
     「一括比例配分方式」は適用できるか
  ⑻ 用途区分の判定はいつの時点で行うのか
  ⑼ 用途区分を翌期に変更した場合には修正申告が
     必要になるのか
  ⑽ 課税売上げにのみ要する固定資産を,その後非課税売上げに
     のみ要するものに転用した場合にはどうなるのか ……ほか
 2 個別対応方式の用途区分─実践編Q&A
  ⑴ 用途区分は会計システムに入力する必要があるか
  ⑵ 用途区分は勘定科目ごと又は部門ごとに判断してもよいか
  ⑶ 非課税売上げが預金利息しかない場合の用途区分
  ⑷ 課税製品しか販売しない支店若しくは事業所(工場なども含む)
     の中に管理部門がある場合の用途区分
  ⑸ 本支店,カンパニー制度を採用している場合の用途区分
  ⑹ 原価に計上した課税仕入れ等の用途区分
  ⑺ 販売費及び一般管理費のうち販売費に計上した課税仕入れ等
     の用途区分
  ⑻ 販売費及び一般管理費のうち一般管理費に計上した課税
     仕入れ等の用途区分
  ⑼ 子会社から経営指導料を収受しているホールディングカンパニー
     における経費の用途区分
  ⑽ 親会社に管理系の業務をすべて委託している子会社の場合の
     用途区分 ……ほか

第4章 個別対応方式の勘定科目別論点
 1 福利厚生費
 2 地代家賃
 3 業務委託費
 4 修繕費
 5 水道光熱費
 6 通信費
 7 広告宣伝費
 8 採用費・教育費
 9 消耗品費
 10 見本品費
 11 試験研究費
 12 交際費
 13 会議費
 14 旅費交通費
 15 寄附金
 16 支払手数料
 17 ソフトウェア
 18 固定資産
 19 のれん
 20 税務上の繰延資産

第5章 課税売上割合算出上の実務上の論点
 Ⅰ 課税売上割合の計算
  1 課税売上割合とは
   ⑴ 課税売上割合の計算方法
   ⑵ 国内において行った(課税)資産の譲渡等の対価の額とは
   ⑶ 輸出免税取引とは
   ⑷ 非課税取引(売上げ)とは
   ⑸ 間違えやすい非課税取引と不課税取引
   ⑹ 課税売上割合の端数はどうするか
   ⑺ 課税売上割合の計算を事業部単位で行うことは可能か
   ⑻ 課税期間を短縮している場合にはどうするか
  2 課税売上割合算出上の取引別論点
   ⑴ 預金利息を手取額で計上している場合
   ⑵ 土地付き建物を譲渡したが,その譲渡対価が区分されて
      いない場合
   ⑶ 不動産の譲渡により未経過固定資産税等の精算がある場合
   ⑷ 建物の対価がゼロである土地付き建物を譲渡した時の建物に
      係る固定資産税精算金がある場合
   ⑸ 賃貸の用に供しているビルを預り保証金とともに譲渡した場合
   ⑹ 賃借人が行うべき原状回復を賃貸人が行い,その費用を返還
      すべき保証金から差し引いた場合
   ⑺ 社宅の使用料を従業員から徴収している場合
   ⑻ 集合住宅の賃借人から水道光熱費相当額を徴収している場合
   ⑼ 有価証券を譲渡した場合
   ⑽ 証券投資信託に係る分配金を受け取った場合 ……ほか
 Ⅱ 課税売上割合に準ずる割合
  1 概要
   ⑴ 従事人員割合
   ⑵ 事業部門ごとの課税売上割合に準ずる割合
   ⑶ 床面積割合
  2 承認方法
   ⑴ 承認申請
   ⑵ 不適用の届出
   ⑶ 承認の取消し
  3 検討を要する会社
   ⑴ たまたま土地の譲渡があった会社
   ⑵ 有価証券運用による非課税売上げが大きい会社
   ⑶ 非課税売上げは発生するが,独立した非課税部門がない会社

第6章 システムによる対応
 1 今後は会計システムで消費税申告書を作成することを検討する
 2 システムによる申告書の作成の仕組みと注意点等
 3 間違えやすい仕訳の入力例(課税売上割合の計算等,売上げ側に
   影響する仕訳例)
 4 間違えやすい仕訳の入力例(課税仕入れなどに影響する仕訳例)



著者プロフィール ■編者紹介
あいわ税理士法人
2002年11月,藍和共同事務所を母体として設立された税理士法人。
多くの公認会計士・税理士を擁し,会計・税務コンサルティングをはじめ,株式公開支援,事業承継・相続コンサルティングや企業買収におけるデューデリジェンス業務,組織再編・連結納税支援サービスなどを提供している。
また,各種セミナーの開催・専門誌への情報提供なども積極的に行っている。

株式会社ビジネス・アソシエイツ
経営とIT に精通した公認会計士が設立したソフトウェア会社。バイリンガル,多通貨対応などユニークなERP パッケージPlaza-i を自社開発し,各顧客企業(日本の中小・中堅企業,外資系企業,海外進出企業)に最適化したビジネス・システム・ソリューションの提供をしている。
最先端の技術を活用したビジネス・アプリケーション・パッケージの研究と開発のほか,営業,販売,コンサルティング,導入支援,サポート,技術支援まで自社で一貫して実施している。






















著者紹介

あいわ税理士法人(あいわぜいりしほうじん)
[プロフィール]
2002年11月、藍和共同事務所を母体として設立された税理士法人グループ。多くの公認会計士・税理士を擁し、会計・税務コンサルティングをはじめ、株式公開支援、事業承継・相続コンサルティングや企業買収におけるファイナンシャルアドバイザー業務・デューデリジェンス業務・バリュエーション業務、組織再編・連結納税支援サービスなどを提供している。各種セミナーの開催・専門誌への情報提供なども積極的に行っている。

株式会社ビジネス・アソシエイツ(かぶしきがいしゃびじねすあそしえいつ)