- 本の紹介
- “中国行きの機内で読めば、間に合う本”中小企業や身近に相談する人がいない方のために、誰でも簡単に中国ビジネスに関する法律が理解できる内容。はじめての取引でも安心!
目次
中国ビジネスのための法律入門
目次
はじめに
第1章 はじめての中国企業との取引
1.契約書作成の重要性
2.取引相手の信用調査
3.営業許可証と批准証書
4.会社の代表権
5.紛争解決条項
6.準拠法の選択
7.ライセンス契約締結の際の注意点①
8.ライセンス契約締結の際の注意点②
9.ライセンス契約締結の際の注意点③
第2章 中国への進出
1.中国への進出
2.会社の種類
3.外資による出資比率の制限
4.現地法人の設立手続
5.董事の派遣人数の問題
6.合弁企業の役職
7.登録資本と投資総額
8.払込期限と現物出資
9.合弁会社からの撤退①(持分譲渡の方法)
10.合弁会社からの撤退②(解散・清算の方法)
第3章 中国の不動産は,どうなっていますか?
1.中国の不動産制度の概要
2.賃貸借契約の注意点
3.借りている物件が譲渡された場合
4.外国人の不動産購入
第4章 現地で人を雇うことになったら
1.労働契約締結時の注意点
2.従業員の解雇
3.労働契約を終了・解除できない場合,労働組合の解除手続への
関与
4.労働契約の更新(固定期間労働契約と無固定期間労働契約)
5.経済補償金
6.派遣契約
7.守秘義務,競業避止義務
第5章 知的財産権が不安です
1.抜け駆け商標登録
2.商標権侵害
3.模倣品を発見したら
4.職務発明①
5.職務発明②
第6章 ビジネスマンのための中国法
1.製造物責任
2.中国における賄賂
3.独占禁止法①
4.独占禁止法②(独占合意)
5.独占禁止法③(市場支配的地位の濫用)
6.不正競争防止法①(不正競争行為)
7.不正競争防止法②(営業秘密の保護)
索 引
著者プロフィール
甲斐 史朗(かい ふみあき)
弁護士
1999年 早稲田大学政治経済学部政治学科卒業
2003年 中国語研修(北京語言大学)
2010年 北京大学法学部修士課程 高級進修生
2011年〜2012年8月 ロンドン大学ロースクール(LLM)に留学※
※留学中は,弁護士登録一時抹消
2005年〜 西村あさひ法律事務所
2010年〜2011年 同所北京事務所代表
〈執筆〉
「中国ビジネスにおいて転換が迫られる中での中外合弁企業の撤退方法に関する法的検討」(月刊ザ・ローヤーズ 2010年4月号)
「中国からの対日投資受け入れ案件における中国法上の規制について」(国際商事法務 Vol.38 No.4,2010年)など
吉崎 猛(よしざき たけし)
弁護士,カリフォルニア州弁護士
1995年 早稲田大学政治経済学部経済学科卒業
2008年 ペンシルベニア大学ロースクール卒業(LL.M.)
2011年 大連外国語学院にて長期語学研修課程修了
1995年〜1996年 日本貿易振興機構(ジェトロ)にて輸入促進業務に従事
2001年〜2004年 東京の大手法律事務所で勤務
2004年〜2006年 外務省(任期付公務員)にて経済連携協定(EPA)の締結業務に従事
2008年〜2009年 ワシントンDCのAlston & Bird法律事務所にて研修
2006年〜2011年 西村あさひ法律事務所
現在,東京桜橋法律事務所パートナー
現在は,国際取引,国際貿易,対日投資,知的財産権,訴訟等国内外の企業法務全般を扱っている。
〈執筆〉
「海峡両岸経済協力枠組み協定(ECFA)に基づく原産地規則について」(国際商事法務Vol.39 No.2,2011年),
「海外企業との製品販売契約締結のポイントと注意点」(ジェトロ国際ビジネスセミナー,2010年)など国際取引契約,国際貿易に関する論文,セミナー等多数
尹 秀鍾(YIN Xiu zhong)
中華人民共和国律師,法学博士
1998年 東北財経大学金融学部卒業
2009年 慶應義塾大学法学研究科民事法学(商法)専攻博士課程修了
2009年〜2012年 西村あさひ法律事務所
2010年〜2012年 慶應義塾大学法学部講師(中国法)
現在は,中国への投資,M&A案件,日本企業の中国での法律問題に関する相談などを扱っている。
〈執筆〉
「移行期の中国における国家と企業法人の財産法的関係の変化」(法学政治学論究第77号,2008年)
「中国会社法2005年大改正の前と後」(JCAジャーナル2009年7月号)など