経営を革新するナレッジ・マネジメント―ケースに学ぶ実践知の協創

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植木 英雄 編著

定価(紙 版):3,080円(税込)

発行日:2013/12/13
A5判 / 248頁
ISBN:978-4-502-08410-2

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本の紹介
企業にとって知的創造活動は競争力の源泉である。その知の創造を促進する「場」と促進要因をエーザイ、花王、トヨタ、NECなど多数のケース事例を用いて明らかにした労作。

目次


経営を革新するナレッジ・マネジメント
─ケースに学ぶ実践知の協創
目次

 はじめに

 序 章  実践知の協創によるイノベーション戦略とは?

第Ⅰ部  経営理念の組織浸透による実践知の協創
 第1章  エーザイ:経営理念の浸透による実践知の協創
  1 はじめに
  2 企業概要と企業理念
  3 知の創発の連動―顧客とのコミュニケーションサイクルと知の
     創造の4モード
  4 ナレッジ・サーベイ
  5 患者との共同化から生まれたhhc活動
  6 認知症に関するhhc活動
  7 新たな課題とM&A
  8  ベンチャーのスピード・生産性とグローバルファーマの知の合体
  9 新興市場(エマージング・マーケット)への事業拡大と貢献
  10  今後の展望とKnowledge-based Business Model(Eisaiモデル)
  11 おわりに

 第2章  オムロン:企業理念の浸透で世界一を目指す経営革新
  1 はじめに
  2 企業概要と研究のねらい
  3 知の創造と革新をインタビューで探る
  4 実践知でイノベーションを生み出す協創の場づくり
  5 おわりに

 第3章  花王:ウェイに基づく商品開発と実践知の創造
  1 はじめに
  2 なぜ花王か
  3 知の創造モデル
  4 花王ウェイと商品開発
  5 社内オープンをもたらすマトリックス経営
  6 グローバル化へのハードル
  7 花王の組織文化
  8 実践知の創造を促進する5つの文化
  9 おわりに

第Ⅱ部 学習する場の展開と人材育成
 第4章  トヨタ:実践知を協創するトヨタウェイの国際展開
  1 はじめに
  2 企業概要
  3 実践知の協創と人材育成
  4 トヨタウェイの組織浸透
  5 トヨタにおける知の創造経営モデル
  6 おわりに

 第5章  日本HP:異文化組織における学習する場の展開
  1 はじめに
  2 企業概要
  3 日本におけるナレッジ・マネジメントの位置づけ
  4 実践知の輸出実現への動機
  5 実践知の輸出と成功要因
  6  おわりに―異文化組織における学習場に関する考察

 第6章 NEC:実践知の創造・継承の場の変遷
       ―SWQCから自律的EGMへ
  1 はじめに
  2 NECグループにおけるSWQCの歴史
  3 コミュニティは知の創造に有効か?
  4 おわりに

 第7章 富士通ラーニングメディア:実践知の創造と人材育成
  1 はじめに
  2 企業概要
  3 実践知の創造活動と人材育成の特徴
  4 知の創造活動の実際
  5 おわりに

第Ⅲ部 技術革新主導による実践知の協創とイノベーション
 第8章 三技協:実践知の創造と全体最適の経営革新
  1 はじめに
  2 知の創造モデル
  3 「オプティマイゼーション経営」の三技協
  4 三技協における知の創造
  5 三技協における知の創造促進要因
  6 おわりに

 第9章 日本リファイン:環境リサイクル市場の創造
  1 はじめに
  2 企業概要
  3 経営理念
  4 企業の沿革
  5 コアとした製品開発
  6 海外展開
  7 人材育成
  8 おわりに

 第10章 エリア:実践知で協創する経営革新とオープン・
        イノベーション
  1 はじめに
  2 企業のプロフィール
  3 知の創造が業績を上げる
  4 知の創造を機能させるもの
  5 5つの仮説の検証
  6  おわりに―エリアにおける知の創造の促進要因と今後の課題

 第11章 日立建機・フジタ:バリュー・エンジニアリング活動による
        実践知の創造と融和
  1 はじめに
  2 組織知を糾合した企業のVE活動
  3 製品を対象としたVEから営業VEやレンタルVEへの展開
  4 KMから見たVEの課題
  5 おわりに

 終 章  実践知の協創によるイノベーション戦略の展開と課題

 付 録 インタビュー調査質問書

 索  引


著者プロフィール 【編著者紹介】
植木英雄(うえき ひでお)
東京経済大学 経営学部教授
日本ナレッジ・マネジメント学会 理事・知の創造研究部会長
早稲田大学商学部,同大学院商学研究科修士・博士課程単位取得終了。
㈱三菱総合研究所研究員(1972-1978年)を経て,サンパウロ大学,米国コロンビア大学,スタンフォード大学の研究所客員研究員,㈶国際開発センター(研究員)等で調査研究プロジェクトに従事,北米,中南米,中近東,東南アジア地域で実地調査プロジェクト・リーダーを担当,JICA派遣専門家,アジア経済研究所委員等に委嘱される。
拓殖大学助教授を経て,1985年より東京経済大学で国際経営論他を担当。
1989年より2年間米国UCLA,サンパウロ大学等の客員研究員,中国対外経済貿易大学交換教授(1996年度),経営哲学学会常任理事等歴任。
現在,経営関連学会協議会評議員。

主要著書:
『国際経営移転論』(単著,文眞堂,1982年),
『発展途上国のビジネス・リーダーシップ』(共著,アジア経済研究所,1984年),
『グローバル企業の海外現地化戦略』(共著,PHP研究所,1990年),CORPORATE CULTURE AND PRODUCTIVITY IN ASIA AND PACIFIC(共著,APO,1994),
『経営管理方式の国際移転』(共著,中央大学出版会,2000年),
『型と場のマネジメント』(共著,かんき出版,2008年),
A Comparative study of enablers of knowledge creation in Japan and US-based firms, Ueki, et al., (2011)
Asian Business & Management, Macmillan publishers Ltd.,『知を創造する経営―日米主要企業の実態の解明』(共著,文眞堂,2011年)。






















著者紹介

植木 英雄(うえき ひでお)