阻害要因探しから始める決算早期化のテクニック

  • 書籍品切れ中

金子 彰良
笠原 浩一

定価(紙 版):3,080円(税込)

発行日:2014/01/24
A5判 / 260頁
ISBN:978-4-502-08880-3

ただいま品切れ中です

入荷をお待ちの方は、
お気に入りリストへご登録ください

  • ただいま品切れ中です

    入荷をお待ちの方は、
    お気に入りリストへご登録ください

本の紹介
円滑な決算作業を阻害する要因が多数見つかることがあるが、全てが早期化に繋がるものではない。決算を遅延させる根本的な原因を特定し、改善の方向性を探るノウハウを紹介。

目次


阻害要因探しから始める
決算早期化のテクニック

目次

 は じ め に
 本書の構成

第Ⅰ章 決算早期化の本質
 1 企業が決算早期化に取り組む理由
 2 クリティカル・パスを特定しなければいけない理由
 3 決算早期化でとるべき問題抽出アプローチ
 コラム1 平成25年東証3月期決算会社の平均発表所要日数は
       384日

Ⅱ章 決算早期化のゴールと目標
 1 決算早期化のゴールと目標
 2 決算早期化の対象プロセス
 コラム2 平均発表所要日数の短縮割合は小さくなっている

第Ⅲ章 クリティカル・パスの重要性とPERT図
 1 決算早期化の阻害要因
 2 PERT図とは
 3 PERT図の特徴と作成のコツ
 コラム3 30日以内に決算発表をしている会社は全体の約20%

第Ⅳ章 クリティカル・パスを特定するための3つのステップ
 1 ケース1:単体決算の全体工程のPERT図
 2 ケース2: 単体決算の1段階詳細化―
          売上・売掛債権の締め処理のPERT図
 3 ケース3:連結決算の全体工程のPERT図
 4 ケース4: 連結決算の1段階詳細化
          ―グループ間債権債務残高照合表作成プロセス
 コラム4 業務プロセスのモデル化は,重要な業務プロセスに
       着目して分析する

第Ⅴ章 PERT図を作成するための情報収集
 1 PERT図を作成するための情報収集パターン
 2 設問形式の調査書作成の工夫
 3 設問形式の調査書の効果的な活用(情報収集面)
 4 設問形式の調査書の効果的な活用(プロジェクト運営面)
 コラム5 業種によって異なる決算早期化への取組み

第Ⅵ章 目標決算スケジュールの作成と差異日数の把握
 1 目標決算スケジュールの作成
 2 目標決算スケジュールと実績との差異日数の把握
 コラム6 阻害要因とは,現状と目標のギャップを生み出している
       原因である

第Ⅶ章 阻害要因の発見と改善の方向性
 1 阻害要因を探し出すためのアクティビティの分析
 2 アクティビティの分析例
 コラム7 同業他社が自社よりも早期に決算発表したことが,
       早期化に取り組むきっかけになっている

第Ⅷ章 早期化の実行
 1 改善計画書の作成
 2 改善実施状況のモニタリング
 3 その他プロジェクト運営上のポイント
 コラム8 内部統制を整備・運用することで,スピードと正確性を
       両立させる

第Ⅸ章 決算プロセス別の阻害要因と改善の方向性
 1 決算作業の全体工程
 2 「開示プロセス」における決算早期化阻害要因
 3 「連結決算プロセス」における決算早期化阻害要因
 4 「単体決算プロセス」における決算早期化阻害要因
 5 「仕訳計上プロセス」における決算早期化阻害要因
 6 「仕訳元情報作成プロセス」における決算早期化阻害要因
 7 「購買管理プロセス」における決算早期化阻害要因
 8 「在庫管理プロセス」における決算早期化阻害要因
 9 「生産管理プロセス」における決算早期化阻害要因
 10 「原価計算プロセス」における決算早期化阻害要因
 11 「販売管理プロセス」における決算早期化阻害要因
 12 「支払管理プロセス」における決算早期化阻害要因
 13 「債権管理プロセス」における決算早期化阻害要因
 14 「人事・給与管理プロセス」における決算早期化阻害要因
 15 「従業員立替経費管理プロセス」における決算早期化阻害要因
 16 「固定資産管理プロセス」における決算早期化阻害要因


著者プロフィール 金子 彰良(かねこ あきよし)
資格:公認会計士,ITコーディネータ
現職:仰星マネジメントコンサルティング株式会社 プリンシパル
慶應義塾大学経済学部卒業。大手監査法人系のコンサルティングファームを経て,仰星マネジメントコンサルティング株式会社(仰星監査法人グループのコンサルティングファーム)に所属。
経理・財務分野を主な専門領域とし,決算の早期化や内部統制報告制度への対応,経理シェアードサービスセンター構築の支援に加え,各種ERPパッケージの導入コンサルティングと構築フェーズにおけるプロジェクトリーダーを歴任。
著書
『内部統制評価にみる「重要な欠陥」の判断実務』(共著,中央経済社)がある。

笠原 浩一(かさはら こういち)
資格:公認会計士
現職:仰星マネジメントコンサルティング株式会社 プリンシパル
一橋大学法学部卒業。大手監査法人および大手監査法人系のコンサルティングファームを経て,仰星マネジメントコンサルティング株式会社(仰星監査法人グループのコンサルティングファーム)に所属。
経理・財務分野を主な専門領域とし,原価計算システム・会計システムの導入などを中心とした数多くの業務改善プロジェクトのプロジェクトリーダーを歴任,また,経営管理制度・利益管理制度の構築などの株式上場に係わるコンサルティング業務にも従事してきた。
さらに,内部統制報告制度対応の各種支援ツールの設計・開発及びクライアント支援,経理シェアードサービスセンターの構築,決算早期化プロジェクトなどにも参加。






















著者紹介

金子 彰良(かねこ あきよし)

笠原 浩一(かさはら こういち)

担当編集者コメント
あと5日から10日の日程短縮に挑戦!

本書で紹介している技術(PERT図,クリティカル・パス法)はもともとプロジェクトマネジメント分野において古くから用いられている技術であるが,それを「決算作業の全体日程を短縮する」という決算早期化の阻害要因の発見に応用している。