- 本の紹介
- 『日経ビジネス』弁護士ランキングの常連であり企業間紛争で何度も勝利した訴訟のプロによる、若手の弁護士や法務部員に向け書かれた、裁判で戦うノウハウやマナーの解説書。
目次
訴訟の心得
─円滑な進行のために─
目次
はしがき
第1章 訴訟の見立て
Ⅰ その訴訟は勝てるのか?
Ⅱ 裁判官の心証形成の段取り
Ⅲ 「証明」とはどの程度のことか
Ⅳ 判決の拘束性
Ⅴ 大企業の訴訟ルール
Ⅵ 訴訟の類型
Ⅶ 調 査
Ⅷ ストーリーの発見
Ⅸ 難しい事件の対応
Ⅹ 方針の立て方
Ⅺ 顧客への説明
第2章 主 張
Ⅰ 一般的な注意事項
Ⅱ 認否を忘れないこと
Ⅲ 求釈明
Ⅳ 訴 状
Ⅴ 答弁書
Ⅵ 準備書面
Ⅶ 間接事実の拾い方
第3章 証 拠
Ⅰ 証拠の選抜
Ⅱ 各証拠の証明力
Ⅲ 適時提出主義
Ⅳ 証拠説明書の記載方法
第4章 期 日
Ⅰ 口頭弁論期日の目的
Ⅱ 口頭弁論期日と獲得目標
Ⅲ 弁論準備期日
Ⅳ 裁判官の指示には素直に従うべきか
Ⅴ 期日報告書
Ⅵ その他の留意事項
第5章 証人尋問
Ⅰ 総 論
Ⅱ 主尋問
Ⅲ 相手方証人に対する反対尋問
第6章 判決対応
Ⅰ 判決文の読み方
Ⅱ 控訴,上告の有無の決定とその基準
Ⅲ 手 続
第7章 企業訴訟関連の判決とその特徴
Ⅰ 南都銀行事件判決
Ⅱ 長銀初島と住友信託磐梯
Ⅲ UFJ事件
Ⅳ ブルドック地裁高裁
Ⅴ 大和銀行事件
Ⅵ 住友商事決議取消請求事件
第8章 和 解
楽しい訴訟─結びにかえて
著者プロフィール
中村直人(なかむら なおと)
1983年一橋大学法学部を卒業後,
1985年に弁護士登録,
現在は中村角田・松本法律事務所パートナー。
訴訟,会社法を得意とした企業法務を中心に弁護士業務に従事。
『新会社法─新しい会社法は何を考えているのか(第2版)』(商事法務,2006年),
『役員のための法律知識』(商事法務,2013年)など著書多数。