- 本の紹介
- 新製品・サービス・製法の実現の他、新しい事業モデルや経営手法の創造を含めた広義のイノベーションについて、促進する社会制度の設計にも触れた入門書。
目次
イノベーション論入門
目次
はじめに
第1章 イノベーションと社会
1 イノベーションとは何か
2 イノベーションが社会に及ぼす影響
3 イノベーションと人間の生活
第2章 イノベーションの基礎理論
1 イノベーションのモデル分析
2 市場と政府
3 ナショナル・イノベーション・システム
第3章 イノベーションの普及
1 イノベーションの普及プロセス
2 イノベーションの性質と普及
3 イノベーション採用側の性質と普及
4 イノベーション供給側の思惑と普及
第4章 イノベーションを担う人材
1 職業能力の専門化
2 イノベーションに係る人材
3 研究者の育成(明治期以降の高等教育制度)
4 これからの研究者育成とイノベーション
第5章 イノベーションと産業
1 第1次産業革命
2 第2次産業革命
3 第3次産業革命
4 イノベーションと雇用形態
第6章 イノベーションと企業戦略
1 イノベーションと企業組織
2 イノベーションをめぐる競争
3 事例研究─ソニー
4 競争政策と企業
第7章 イノベーションと共同研究開発
1 共同研究開発の現状
2 経営学から見た共同研究開発の利点
3 経済学から見た共同研究開発の利点
4 共同研究開発がもたらす問題
第8章 イノベーションとアントレプレナーシップ
1 アントレプレナーシップの定義・役割
2 アントレプレナーの特徴
3 アントレプレナーの直面する課題
4 アントレプレナーシップ促進策
第9章 イノベーションと特許
1 知的財産と特許の定義
2 特許制度の理論
3 特許と企業戦略
4 特許の経済効果
第10章 イノベーションと標準
1 標準の定義と分類
2 標準化のプロセス─ 標準と競争
3 標準のミクロ経済的効果
第11章 イノベーション政策
1 イノベーション政策とは何か
2 産学連携と大学発スタート・アップ
3 国家プロジェクト
4 政府調達
■索 引
著者プロフィール
◆編著者紹介
土井教之(どい のりゆき)
神戸大学大学院経済学研究科修了(経済学博士)
関西学院大学経済学部教授
主な著作:
『企業合併の分析─国際比較』(共著)(中央経済社,1980年)。
『ベンチャービジネスと起業家教育』(共著)(御茶の水書房,2002年)。『ビジネス・イノベーション・システム─能力,組織,競争』(共著)(日本評論社,2009年)など。
また,外国雑誌を含む諸雑誌に論文を多数掲載
宮田由紀夫(みやた ゆきお)
Washington University( St. Louis)大学院経済学研究科修了(経済学Ph.D.)関西学院大学国際学部教授
主な著作:
『アメリカにおける大学の地域貢献』(中央経済社,2009年)。
『アメリカのイノベーション政策』(昭和堂,2011年)。
『アメリカの産学連携と学問的誠実性』(玉川大学出版部,2013年)。
『アメリカ航空宇宙産業で学ぶミクロ経済学』(関西学院大学出版会,2013年)