- 本の紹介
- 「知識」そのものをどうやって取引してどのようにプロモーションするのかを考察。目に見えないなど知識特有の問題点を克服するために新たなマーケティング理論を展開する。
目次
知識マーケティング
目次
はしがき
第1章 知識とマーケティング
1−1 知識をマーケティングから捉える
1−2 本書の構成
1−3 知識マーケティングの位置づけと本書の意義
第2章 製薬産業における研究開発の概要
2−1 製薬産業を取り巻く環境と新薬の必要性
2−2 医薬品の特徴
2−3 研究開発の特徴
2−4 バイオ医薬品について
2−5 製薬企業のオープン・イノベーション戦略
2−6 むすび
第3章 経営学における知識研究
3−1 はじめに
3−2 知識の定義
3−3 知識創造の研究
3−4 知識移転の研究
3−5 知識の特性
3−6 むすび
第4章 知識マーケティングの必要性
4−1 はじめに
4−2 マーケティングの定義
4−3 狭義のマーケティング
4−4 知識マーケティングを考える枠組み
4−5 知識マーケティング研究の意義
4−6 製薬企業における知識マーケティングのモデル
4−7 むすび
第5章 アイデア創出における顧客との関係
5−1 はじめ
5−2 知創部について
5−3 考 察
5−4 むすび
第6章 知識移転における海外研究所との知識の融合
6−1 はじめに
6−2 グローバル研究開発に関する先行研究
6−3 ペランパネルの探索研究
6−4 考 察
6−5 むすび
第7章 ライセンス・イン/アウトにおけるマーケティング戦略
7−1 はじめに
7−2 ライセンス・イン/アウトの定義
7−3 製薬産業でライセンス・イン/アウトへの関心が高まる要因
7−4 創薬ベンチャーと製薬企業とのライセンス・イン/アウトの実態
7−5 インタビュー調査
7−6 考 察
7−7 むすび
第8章 共同研究における信頼構築
8−1 はじめに
8−2 戦略的提携について
8−3 信頼について
8−4 新薬開発に向けた企業の動き
8−5 調 査
8−6 考察と議論
8−7 むすび
第9章 知識マーケティングの特性
9−1 はじめに
9−2 本書から得られた知見
9−3 5つの特性
9−4 議 論
9−5 むすび
第10章 知識をマーケティングする意味─結びに代えて
◆ 参考文献
◆ 索 引
著者プロフィール
冨田健司(とみた けんじ)
同志社大学商学部教授
愛知県生まれ。
1994年一橋大学商学部卒業,東海銀行(現三菱東京UFJ銀行)を退職し,一橋大学大学院商学研究科修士課程修了,東京大学より博士(学術)を取得。
1998年公益財団法人医療科学研究所研究員,
2000年早稲田大学ビジネススクール助手,
2002年早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得。2002年静岡大学人文学部経済学科専任講師,2004年助教授。
コロンビア大学客員研究員,ボストン大学客員研究員等を経て,2008年同志社大学商学部准教授。
2013年より現職。