IFRSの会計思考―過去・現在そして未来への展望
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- 本の紹介
- IASBの概念FW、財務諸表の表示、企業結合、保険、株式報酬、金融商品、収益、リースの各プロジェクトにおける基準設定の経緯と論拠、そして課題について究明。
- 担当編集者コメント
- IASBの8つのプロジェクト(概念フレームワーク、財務諸表の表示、企業結合、保険契約、株式報酬、金融商品、収益認識、リース)における当初提案がどのようなものであったか、その後今日に至るまでどのように変遷し、どのような帰結をむかえることになったのか、そしてその理由は何か、について今後の展望も含めアカデミックな視点で分析しています。
このような視点で分析することは、IFRSが歩んできた歴史の記録として価値があるだけでなく、今後のIFRSのゆくえを展望する際にも役立つはずです。
第1章の総論部分を辻山先生が執筆されているのですが、辻山節炸裂で非常に興味深く、また面白く読める内容になっていると思います。
また、第2章は概念FWプロジェクトですが、今年5月公表の概念フレームワーク公開草案(2015)を補論にてフォローしていただきました。
辻山先生は、このように丁寧に経過をたどって分析したものは他にはないので、資料的価値が非常に高いのではないか、とおっしゃっていましたね。
研究者のみならず、ゼミ、大学院などでIFRSを取り上げる際の教材としても最適と思われます。
ぜひぜひ、ご覧ください!