IFRSの会計思考―過去・現在そして未来への展望

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辻山 栄子 編著

定価(紙 版):4,950円(税込)

発行日:2015/10/20
A5判 / 336頁
ISBN:978-4-502-16051-6

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本の紹介
IASBの概念FW、財務諸表の表示、企業結合、保険、株式報酬、金融商品、収益、リースの各プロジェクトにおける基準設定の経緯と論拠、そして課題について究明。

著者紹介

辻山 栄子(つじやま えいこ)
[プロフィール]
早稲田大学名誉教授 博士(経済学・東京大学) 公認会計士
1947年東京都に生まれる。早稲田大学商学部卒業,東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。茨城大学助教授,武蔵大学教授,早稲田大学教授を経て,2018年4月より現在に至る。企業会計審議会委員(固定資産部会長),国税審議会会長,国際会計基準審議会基準諮問会議委員,企業会計基準委員会委員,公認会計士監査審査会委員等を歴任。

[主な著作]
『所得概念と会計測定』森山書店,1991年
『逐条解説 減損会計基準』編著,中央経済社,2003年
『会計測定の基礎』訳書,中央経済社,2003年
『体系現代会計学第4巻 会計基準のコンバージェンス』責任編集,中央経済社,2014年
『IFRSの会計思考―過去・現在そして未来への展望』編著,中央経済社,2015年
『財務会計の理論と制度』編著,中央経済社,2018年

担当編集者コメント
IASBの8つのプロジェクト(概念フレームワーク、財務諸表の表示、企業結合、保険契約、株式報酬、金融商品、収益認識、リース)における当初提案がどのようなものであったか、その後今日に至るまでどのように変遷し、どのような帰結をむかえることになったのか、そしてその理由は何か、について今後の展望も含めアカデミックな視点で分析しています。
このような視点で分析することは、IFRSが歩んできた歴史の記録として価値があるだけでなく、今後のIFRSのゆくえを展望する際にも役立つはずです。

第1章の総論部分を辻山先生が執筆されているのですが、辻山節炸裂で非常に興味深く、また面白く読める内容になっていると思います。

また、第2章は概念FWプロジェクトですが、今年5月公表の概念フレームワーク公開草案(2015)を補論にてフォローしていただきました。

辻山先生は、このように丁寧に経過をたどって分析したものは他にはないので、資料的価値が非常に高いのではないか、とおっしゃっていましたね。

研究者のみならず、ゼミ、大学院などでIFRSを取り上げる際の教材としても最適と思われます。

ぜひぜひ、ご覧ください!