碩学舎ビジネス双書「おいしい」のマーケティングリサーチ―新市場創造への宝探し
- 本の紹介
- 大手食品メーカーで30年間リサーチ業務に携わってきた著者が、新製品開発に役立つ知恵や考え方、顧客を正しく理解するためのマーケティングリサーチ方法を熱く解き明かす。(発行=碩学舎)
目次
碩学舎ビジネス双書
「おいしい」のマーケティングリサーチ
新市場創造への宝探し
目次
はじめに
本書の狙い
第1章 マーケティングリサーチは宝探し
一 マーケティングリサーチとは
二 日本におけるマーケティングリサーチ
三 お客様とのFACE to FACE が鍵
四 プライマリーデータとセカンダリーデータ
五 定性調査と定量調査
六 マーケティングリサーチの位置づけ
七 インターネットは、少数派を捉える武器
八 調査結果とコンプライアンス
第2章 すべての基本は、お客様を正しく理解すること
一 自分自身を知ろう、周囲を観察しよう
二 仮説なくしてリサーチなし
三 潜在ニーズの探索、発掘、評価
四 お客様の声、発言からニーズを読み取るには
五 お客様が充足していないニーズとは
六 大切なのはお客様の自発的な声
七 メーカーの宝探し(新製品開発)
八 N=1マーケティングリサーチの事例紹介
第3章 セカンダリーデータと市場観察からの宝探し
一 おばあちゃん中心社会に
二 シングル化社会
三 専業主婦は絶滅危惧種に
四 ペットの数が子供人口を上回る社会とは
五 健康こそが生きる目的
六 飽食下の栄養失調、豊かさの中の心の変調
七 画一化する日本の日常食と食の低関与者の増加
八 寂しい家庭の食卓から楽しい家庭の食卓へ
九 母と子の絆は、手づくり料理
十 多様化する売場~お客様は知っている~
十一 大潮流:ついにNB化したPB
十二 大震災による人の意識と生活の変貌
第4章 データ分析 2つの事例
一 セカンダリーデータの分析:水道水を飲まない消費者
二 プライマリーデータの分析:何故、お母さんは料理を作るのか
第5章 食の心理学という視点の宝探し
一 人からどう見られるか(社会的自己の調整) 157
二 ステレオタイプ
三 誰と一緒に食べるかで行動が変わる
四 孤食と個食:楽しくない食事
五 あなたは、あなたが食べたもので、できています
六 ストレス解消は、現代人の最大のテーマ
七 人の心に(予期/単純摂食効果/ハロー効果)
八 錯覚・錯視を応用することもマーケティング
九 おいしさは、味・嗅・視・触覚等の多感覚連合(連携)
第6章 おいしさの理解
一 おいしさの基本
二 記憶する味
三 おいしさの機能
四 おいしさの構成要素
五 おいしさに影響を与える要因~食べる人の側に立って~
六 おいしさをあやつる物質
第7章 新市場創造の突破口を開くために
一 リサーチは、失敗を予測するが成功は保証しない
二 ユーザーイノベーション
三 食品メーカーに求められるコンセプトと役割
四 食の未来を見据えて~予測年表~
あとがき
参考文献
著者プロフィール
高垣 敦郎(たかがき あつお)
1952年11月21日,京都生まれ
1976年,京都府立大学農学部卒 後 当時ハウス食品工業株式会社に入社
関東工場,研究所,ソマテックセンターを経て2002年開発支援部長,
2004年東京本社調査室長,2007年お客様生活研究センター長として
2013年9月定年まで勤務。2014年3月末ハウス食品グループ本社株式会社を退職。
2014年4月,食とリサーチのコンサルティング会社「サーチクリエイション」設立,
主に,「新食品開発のためのリサーチ」「若手のマーケティングリサーチ研修」を実践している。
現在,㈱インテージ顧問,関西大学大学院非常勤講師(戦略マネジメント特講),一般社団法人ブランド戦略研究所 調査研究部長,一般社団法人日本市場創造研究会理事