碩学舎ビジネス双書「おいしい」のマーケティングリサーチ―新市場創造への宝探し

高垣 敦郎

定価(紙 版):2,420円(税込)

発行日:2015/12/22
四六判 / 304頁
ISBN:978-4-502-16831-4

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本の紹介
大手食品メーカーで30年間リサーチ業務に携わってきた著者が、新製品開発に役立つ知恵や考え方、顧客を正しく理解するためのマーケティングリサーチ方法を熱く解き明かす。(発行=碩学舎)

目次


碩学舎ビジネス双書
「おいしい」のマーケティングリサーチ

新市場創造への宝探し
目次

 はじめに
 本書の狙い

第1章 マーケティングリサーチは宝探し
 一 マーケティングリサーチとは
 二 日本におけるマーケティングリサーチ
 三 お客様とのFACE to FACE が鍵
 四 プライマリーデータとセカンダリーデータ
 五 定性調査と定量調査
 六 マーケティングリサーチの位置づけ
 七 インターネットは、少数派を捉える武器
 八 調査結果とコンプライアンス

第2章 すべての基本は、お客様を正しく理解すること
 一 自分自身を知ろう、周囲を観察しよう
 二 仮説なくしてリサーチなし
 三 潜在ニーズの探索、発掘、評価
 四 お客様の声、発言からニーズを読み取るには
 五 お客様が充足していないニーズとは
 六 大切なのはお客様の自発的な声
 七 メーカーの宝探し(新製品開発)
 八 N=1マーケティングリサーチの事例紹介

第3章 セカンダリーデータと市場観察からの宝探し
 一 おばあちゃん中心社会に
 二 シングル化社会
 三 専業主婦は絶滅危惧種に
 四 ペットの数が子供人口を上回る社会とは
 五 健康こそが生きる目的
 六 飽食下の栄養失調、豊かさの中の心の変調
 七 画一化する日本の日常食と食の低関与者の増加
 八 寂しい家庭の食卓から楽しい家庭の食卓へ
 九 母と子の絆は、手づくり料理
 十 多様化する売場~お客様は知っている~
 十一 大潮流:ついにNB化したPB
 十二 大震災による人の意識と生活の変貌

第4章 データ分析 2つの事例
 一 セカンダリーデータの分析:水道水を飲まない消費者
 二 プライマリーデータの分析:何故、お母さんは料理を作るのか

第5章 食の心理学という視点の宝探し
 一 人からどう見られるか(社会的自己の調整) 157
 二 ステレオタイプ
 三 誰と一緒に食べるかで行動が変わる
 四 孤食と個食:楽しくない食事
 五 あなたは、あなたが食べたもので、できています
 六 ストレス解消は、現代人の最大のテーマ
 七 人の心に(予期/単純摂食効果/ハロー効果)
 八 錯覚・錯視を応用することもマーケティング
 九 おいしさは、味・嗅・視・触覚等の多感覚連合(連携)

第6章 おいしさの理解
 一 おいしさの基本
 二 記憶する味
 三 おいしさの機能
 四 おいしさの構成要素
 五 おいしさに影響を与える要因~食べる人の側に立って~
 六 おいしさをあやつる物質

第7章 新市場創造の突破口を開くために
 一 リサーチは、失敗を予測するが成功は保証しない
 二 ユーザーイノベーション
 三 食品メーカーに求められるコンセプトと役割
 四 食の未来を見据えて~予測年表~

  あとがき 

  参考文献




著者プロフィール 高垣 敦郎(たかがき あつお)
1952年11月21日,京都生まれ
1976年,京都府立大学農学部卒 後 当時ハウス食品工業株式会社に入社
関東工場,研究所,ソマテックセンターを経て2002年開発支援部長,
2004年東京本社調査室長,2007年お客様生活研究センター長として
2013年9月定年まで勤務。2014年3月末ハウス食品グループ本社株式会社を退職。
2014年4月,食とリサーチのコンサルティング会社「サーチクリエイション」設立,
主に,「新食品開発のためのリサーチ」「若手のマーケティングリサーチ研修」を実践している。
現在,㈱インテージ顧問,関西大学大学院非常勤講師(戦略マネジメント特講),一般社団法人ブランド戦略研究所 調査研究部長,一般社団法人日本市場創造研究会理事




















著者紹介

高垣 敦郎(たかがき あつお)