環境政策とイノベーション―高度成長期日本の硫黄酸化物対策の事例研究

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伊藤 康

定価(紙 版):4,400円(税込)

発行日:2016/01/26
A5判 / 220頁
ISBN:978-4-502-17011-9

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本の紹介
日本の高度成長期における硫黄酸化物排出規制・関連政策の形成プロセスと、それへの反応を丁寧にフォローし、環境政策とイノベーションの関係を明らかにする。

著者紹介

伊藤 康(いとう やすし)
[プロフィール]
1965年東京生まれ。
1989年一橋大学社会学部卒業。
1994年一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。一橋大学経済学部助手。
1995年千葉商科大学商経学部専任講師、助教授、教授を経て、現在、千葉商科大学人間社会学部教授。

[主な著作]
“Signaling effects of carbon tax in Sweden: an empirical analysis using a state space model”, in Market Based Instruments: National Experiences in Environmental Sustainability (Edward Elgar 2013), “The effects of carbon/energy taxes on R&D expenditure in Sweden”, in Carbon Pricing, Growth and the Environment (Edward Elgar 2012)など。

担当編集者コメント
専門は環境経済学。
主な研究テーマは、環境政策が技術変化に対して与える影響。日本の高度成長期の技術と環境政策の研究は評価が高い。
初の単著。
著者から
環境規制と技術開発・イノベーションの間には、「環境規制を導入・強化したので技術開発が進み、イノベーションが起きた」という単線的な関係があるわけではない。
ある程度技術開発が進んだので、厳しい環境規制を導入することが政治的に可能になるという面もある。これが「規制と技術の間の相互依存関係」である。
その点を重視しながら、日本の高度成長期における硫黄酸化物(SOX)排出規制および関連政策と排出削減を振り返る。