財務管理と会計〈第4版〉―基礎と応用
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- 会計理論がプロダクト型からファイナンス型へ変化するなかで、重要性を増す財務と会計の関係・接点・相違を利益・資金管理、資本調達・運用を中心に究明。会社法施行後の実務取扱いを加えた新版。
目次
財務管理と会計
基礎と応用
<第4版>
目次
第1章 分析の視点と方法および全体像
第1節 財務管理と管理会計
―財務管理の領域・目的と関連させて―
第2節 財務管理と財務会計
第3節 企業活動と財務管理および会計
第4節 財務と会計の関係についての種々の見解
第5節 本書の体系・内容および補論
第2章 財務諸表分析
第1節 財務諸表分析概説
第2節 財務諸表分析の体系
第3節 伝統的な財務諸表分析・企業評価
§1 総合的収益性分析
§2 資本収益性分析
§3 財務安定性(短期財務流動性)分析―財務体質の分析―
§4 財務安定性(長期財務流動性)分析
―固定資産取得財源についての分析―
§5 生産性(付加価値)分析 ……ほか
第4節 新しい企業評価―質的要因を加味した分析・評価―
第5節 企業の総合評価
第3章 利 益 管 理
第1節 利益管理の内容
―財務管理と会計との有機的関係・接点・相違に関連して―
第2節 利益計画および大綱的利益計画
第3節 短期利益計画についての具体的内容
§1 利益計画の意義
§2 短期利益計画樹立の際の考え方
§3 短期利益計画樹立の方法
§4 短期利益計画における目標利益(率)の示し方(表示方法)
§5 資本利益率の検討 ……ほか
第4章 原 価 管 理
第1節 原価管理概説―コスト・コントロールとコスト・マネジメント―
第2節 原価企画
第3節 製造原価管理
§1 原価計算方法の種類
§2 標準原価計算による原価管理
§3 直接原価計算による原価管理・特殊原価調査
§4 ABCおよびABM―製造間接費の新しい管理技法―
第4節 営業費管理
§1 営業費の範囲・分類
§2 営業費管理の特徴
§3 販売費管理
§4 物流費管理
§5 ロジスティクス ……ほか
第5章 資 金 管 理
第1節 資金計画
第2節 資金の概念・定義
§1 資金計画としての財務管理上の資金概念
§2 制度会計上の資金概念
§3 資金計画としての財務管理上の資金概念と制度会計上の
資金概念との関係・接点・相違
第3節 現金資金計画―資金繰り表の作成―
第4節 運転資本計画―資金運用表の作成―
第5節 利益計画との関係―利益計画と資金計画との有機的関係・接点・相違について―
§1 両者の有機的関係・接点
§2 両者の相違点
§3 両者の計画における手順についての関係
第6節 資金管理に関して,財務管理と会計との関係
―「キャッシュ・フロー経営」の必要性―
第6章 資 本 調 達
第1節 資本調達と資本運用との関連
第2節 資本調達の方法
第3節 資本コスト
第4節 各種資本調達源泉の資本コスト
§1 外部源泉による資本調達
§2 内部源泉による資本調達
第5節 総合資本コスト
第6節 ファイナンシャル・レバレッジ
―自己資本調達と他人資本調達との関係―
第7節 資本構成―自己資本充実策―
§1 資本構成についての考え方
§2 資本構成の推移―日米の比較を通して―
§3 わが国企業の資本構成悪化
―自己資本比率の低下―の原因
§4 資本構成是正策―自己資本充実策―
第8節 配当政策
§1 配当および配当政策の原理・原則
§2 配当政策についての歴史的経緯
§3 わが国における配当・配当政策の状況
―アメリカとの比較において―
§4 現物配当・証券配当
第7章 資 本 運 用
第1節 資本運用概説
第2節 在庫投資
§1 ABC分析
§2 経済的(最適)発注量の算定
§3 経済的発注時点分析
第3節 設備投資
§1 設備投資を行う際の考慮事項およびそのプロセス
§2 設備投資の分類と評価
§3 設備投資の経済性計算
第8章 財務管理組織
第1節 財務管理組織の必要性とその分化
―財務職能の視点からの2種の財務管理に関連して―
第2節 わが国の財務管理組織
第3節 リストラによる財務・経理組織の変
―わが国の経理部の方向性―
終 章 新しい経営のあり方
―最近の経営指標, EVAに関連して―
主要参考文献
索 引
著者プロフィール
藤井則彦(ふじい のりひこ)
昭和12年7月大阪市生れ。
関西学院大学経済学部卒業。
同大学院商学研究科修士・博士課程修了。
関西学院大学商学部助手,大阪商業大学商経学部専任講師・助教授,京都産業大学経営学部助教授・教授・同大学院マネジメント研究科博士前期課程指導教授(財務管理特論担当),同大学院マネジメント研究科博士後期課程指導教授(会計学担当)を経て,
現在,京都産業大学名誉教授。博士(商学)。
昭和60年8月~同61年8月スコットランド・グラスゴー大学客員教授。
担当科目/会計学・財務管理論等
(主要著書)
『財務諸表作表演習』(共著)税務経理協会(昭和44年)
『要説簿記論』(共著)中央経済社(昭和47年)
『現代会計の基本問題』(共同執筆)中央経済社(昭和53年)
『財務分析のテクニック』(共訳)ミネルヴァ書房(昭和54年)
『新稿企業簿記―原理と演習―』(共著)中央経済社(昭和55年)
『財務報告基準設定論』(分担訳)中央経済社(平成2年)
『アジアNIESの会計』(共著)清文社(平成4年)
『日本の会計と国際会計』中央経済社(平成4年)・同増補第3版(平成9年)
『現代会社簿記論』(共著)中央経済社(平成5年)・同増補第2版(平成7年)
『基本経営学用語辞典』(共同執筆)同文舘(平成6年)・同改訂増補第10版(平成14年)・同四訂版(平成18年)
『現代会計用語辞典』(共同執筆)税務経理協会(平成11年)・同第2版(平成14年)
『管理会計学大辞典』(共同執筆)中央経済社(平成12年)
『ベーシック・アカウンティング』(共著)同文舘(平成14年)
『中東欧諸国の会計と国際会計基準』(編著)同文舘(平成15年)
『エッセンシャル・アカウンティング』同文舘(平成17年)
『チャレンジ・アカウンティング』(編著)同文舘(平成19年)