会計情報の理論―情報内容パースペクティブ
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ジョーンA.クリステンセン 著
ジョエルS.デムスキ 著
佐藤 紘光 監訳
発行日:2007/01/16
A5判 / 584頁
ISBN:978-4-502-26930-1
- 本の紹介
- クリステンセンとデムスキによる注目の書。取得原価をベースとする発生主義会計によってこそ会計は本来の情報伝達機能を十分に発揮でき、他の情報源に対して優位であると論ずる。
目次
会計情報の理論
目次
第1章 序論
1 会計
2 情報
3 理論
4 これからの道のり
第1部 基礎
第2章 報告を行う組織
1 単一製品のケース
2 多品種のケース
3 3つのバリエーション
第3章 古典的な基礎
1 外生的キャッシュフロー
2 内生的キャッシュフロー
3 経済的利益(再論議)
4 製品の「収益性」とレント
第4章 会計の基礎
1 会計人による表現
2 ストックとフローの関数
3 誤差の相殺
4 補足
第5章 情報のモデル化
1 不確実性のモデル化
2 情報
3 情報源の比較
第6章 個人レベルでの情報の利用
1 経済的合理性
2 期待効用による表現
3 情報の影響
4 情報源の比較
5 分離可能性についての懸念
第7章 情報チャネルとしての会計システム
1 なじみの設定
2 より豊かな報告構造
3 会計的ストックとフロー
4 価値評価の言語と代数
5 価値評価のテーマ対情報内容のテーマ
第2部 情報内容
第8章 価値評価の設定における情報
1 リスク中立的価値評価
2 少人数での取引
3 より広義の設定
第9章 価値評価の設定における会計情報
1 外生的キャッシュフロー
2 ストックとフローの「誤差」
3 例
第10章 価値評価の設定における会計情報と非会計情報
1 逸話
2 証拠
第11章 経営者との契約における情報
1 経営インプット
2 完全経営労働市場
3 市場の不完全性
第12章 経営者との契約における追加情報
1 公的な事後情報の追加
2 私的な事後情報の追加
3 タイミングの変更
第13章 利用目的間の対立
1 「事前」公的情報を用いるより広範な設定
2 同時的情報内容
3 完全かつ公正なディスクロージャ
第3部 比較優位性
第14章 認識
1 認識のレトリック
2 経時的統合
3 認識ルール間の選択
第15章 監査された発生項目の情報内容
1 設定
2 より豊かなストーリー
第16章 条件付認識
1 これまでにわかっていること
2 拡張されたモザイク
3 拡張されたストーリー
4 内生的な保守主義
第17章 異時点間の発生項目
1 2期間の設定
2 意図せざる誘惑
3 私的情報
4 より拡大した状況
第18章 1期間内の発生項目
1 2製品の設定
2 2人の経営者
3 製品ライン別報告
4 残りのもの
第4部 エンド・ゲーム
第19章 制度的考察
1 管理された報告のパースペクティブ
2 多数の報告企業
3 調整のための諸制度
4 社会的厚生の視点
第20章 専門家としての機会と責任
1 情報内容
2 様式化としての理論
3 ガイドライン
参考文献
索引
訳者あとがき
著者プロフィール
<監訳者紹介>
佐藤紘光(さとうひろみつ)
早稲田大学社会科学総合学術院教授
公認会計士第2次試験委員(平成15年〜17年)
【主な著書】
『意思決定の財務情報分析』(共著,国元書房,1985年)
『現代簿記会計』(共著,中央経済社,1991年)
『業績管理会計』(新世社,1993年)
『株主価値を高めるEVA経営』(共著,中央経済社,2002年)
『管理会計』(共著,放送大学教育振興会,2006年)