- 本の紹介
- あらゆるものが市場で取引される現代社会では、人々の生活が会計の認識対象として構成されつつある。その会計の意義をどうとらえるか、哲学、社会学、人類学の視点から解明。
- 担当編集者コメント
- 現代社会の根幹を規定している会計の意義をどう捉えるかについて、哲学、社会学、人類学を駆使して解明する研究書です。
本書の構成は、次の通り。
プロローグ
第1章 会計の科学化とその諸問題
第2章 科学的会計研究批判
第3章 計算可能な人間と空間
第4章 会計規制のトリレンマ
第5章 「法と科学」と会計の社会学
第6章 人類学における会計専門知識の影響
第7章 語りえぬモノ
エピローグ
本書では、簿記、財務会計、管理会計、監査の各分野について言及されており、上記のようなアプローチの研究はあまり見られないことから、研究者の先生方は特に(納得するかはともかく)よい示唆が得られるのではないかと思います。
なお、「あとがき」に堀口先生の本書にかける意図と想いが書かれており、これを読むと本書の内容もより理解が進むと思われます。
ですので、最初に「あとがき」を読むとよいかもしれませんね。
ぜひぜひご覧ください!